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日本の聖地100選|北海道クラシックゴルフクラブ|水と造形美、ジャック・ニクラスの名作

2018/11/07 ゴルフトゥデイ 編集部

「良いショットはすべて報わるべき」という思想を貫いた設計家としてのJ・ニクラス。この信念が固まりつつあった90年代初頭に手がけた傑作が、千歳市のほど近くにある北海道クラシックゴルフクラブだ。

水と造形美、ジャック・ニクラスの名作、北海道クラシックゴルフクラブ

17番パー3、バックティから142ヤードと短いが、左が池、グリーンは有名な「レダン」スタイルの変形。乗せるには高い球で上からか、右から転がすか。

北海道クラシックゴルフクラブは、札幌の千歳空港から車で約20分と至便な位置にある。コースの良さは知られていたが、日本のメディア誌『Choice』の「日本のコース・ランキング2018年1月版」でトップ 10 に入り、“ジャパニーズ・クラシック”の老舗と並び、唯一“モダーン・アメリカン”のスタイルで、その存在を輝かせた。

ニクラスのコース設計は、彼が30歳頃の1960年代末、ピート・ダイとの共作から始まり、続く70年代初期はデズモンド・ミュアヘッドと組んで、習練の時期をもった。

「北海道クラシックゴルフクラブ」設計の90 年代初期は、固有のコース設計思想が確立されつつあった時期で、この約10年後、自分のコース設計論を纏めた『Nicklaus by Design』を著した。ここから彼の設計思想が読み取れる。

彼の設計思想はゴルファーに好意的で、“良いショットはすべて報わるべき”という。会心のショットを放ち、行ってみると左足下がりのロング・アイアンでは気の毒で……そんなホールは造るべきでないとする。伝統的な“戦略型設計”では、ベスト・ルート上にハザードを置き、練習でのナイス・ショットとゲーム上のナイス・ショットを区別するが、ニクラスはそれを嫌う。だから、フェアウェイに置いたティショットを邪魔する大木等には賛同できない。

また、基本思想の一つが“Containment”である。コースからボールがOBやアンプレヤブルにならないよう防御用のバンカー(“Functional Bunker”と呼ぶ)を要所に設置する。グリーンもドナルド・ロス型の中高のプラトウ・タイプを嫌い、縁が高いソーサー・タイプ、中が窪んだパンチボウルを推奨する。

もう一つの思想が“Visibility”で、ブラインド・ショットを嫌う。打球の目標は見えること。理想のホールは高台から次の高台へ向かって打つ。設計上、最も重要なのが第2打地点からグリーンに至る一帯で、ここがコースの生命線と言う。「北海道クラシックゴルフクラブ」でもこれ等の思想が方々に見てとれる。

フラットな地形で、ウォーター・ホールと人工的造形美を特徴とするが、ゴルファー心理を考え、アウトでは1、2、3番と水のないホールでスタートする。4番パー4もティショットが池越え。5番パー4ではやっと第2打で水が絡む。6番パー4でアイランド・グ リーンの形状を応用、その後の 7、8、9番はすべてドライ。

インに入ると風情が変わる。10番パー5はティショットからグリーンまで左に池が続く。その後、11番、12番、13番はすべてパー4でドライ・ホールが続く。14 番パー4はレギュラーから325ヤードと短いが、左に池が続き、グリーンは左に振ったペニンシュラ風と難題。15番パー4が距離のある最後のドライで、ハンデキャップ2。ここを過ぎると、特有のウォーター・ホールが最後の3ホールを締めくくる。16番パー5は第2打が池越え、ティショットをどこへ置くか。17番パー3は左が水で、グリーンは縦長。最後の18番グリーンはアイランド状、第2打を刻むかピンを狙うか、頭脳プレーの出番となる。すべてのホールでティグラウンドが5個あり、腕に応じて選択できる。

文句なしにニクラス中期の傑作。戦略性に加え近代的造形の魅力が素晴らしい。

文/大塚和徳

●北海道クラシックゴルフクラブ
・コース所在地:北海道勇払郡安平町早来富岡406
・URL:http://www.hcgc.jp/

GOLF TODAY本誌 No.554 88ページより

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