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ゴルフクラブの打ち方・使い方“裏メニュー”【ピンチをチャンスに変える6つのテクニック】

2018/11/24 ゴルフトゥデイ 編集部

ラウンド中、さまざまな苦難にブチ当たるアベレージゴルファー。そこからボロボロになった経験がある人も多いはず。 そんなピンチをチャンスに変えるのが、ひと味違うゴルフクラブの使い方。14本のゴルフクラブはいつどこで使ってもOK(ただしグリーン上はパターのみ)。ならばフルに活用して難しい状況を切り抜けよう、というわけ。名付けて「クラブ使いの裏メニュー」とくとご賞味あれ。

ゴルフクラブの打ち方・使い方 裏メニュー1:直ドラのたたき

ボールを上げようとするとトップする。ゴロを打つつもりで、フォローを低く出すのがうまく打つポイント。

飛距離が出ない冬は2打目に距離が残る。そこで役立つのがドライバー。ラフにボールが浮いていたら直ドラで上からたたく!

〜状況とライ〜

ラフに浮いたボールは低めにティアップしたのと同じくらいボールと地面の間にスキ間がある。

冬ラフに浮いたボールはティアップしたのと同じ

冬の枯れたラフは密度が粗く抵抗も少ないので普通に打てることが多い。ボールが浮いていれば地面との間にかなりのスキ間があり、ティアップした状態に近くなります。

そんな時はドライバーの出番。長い距離が残っていればなおさら。ヘッドが大きくフェースに厚みがあり、しかもロフトが立っているドライバーなら、ヘッドがボールの下を潜るリスクを回避でき、なおかつ飛距離も稼げます。

《状況によっては使えない》

ボールがラフに沈んでいる(左)、あるいはフェアウエイから(右)打つのは難しい。

打ち方:上からボールをたたいてフォローを低く出す

ティアップこそしていませんが、ほぼ同じ状態ですから、構え方も打ち方もティショットと同じです。ただ、ロフトが立っている分、右に曲がりやすいので、スライスを打つイメージで目標のやや左から攻めましょう。スイングで気をつけるとすれば、上からボールをたたく感じで振り下ろし、フォローを低く出すこと。ボールを上げようとするとダフりやトップになるので、ゴロを打つつもりでスイングしましょう。

POINT1
ボールの位置や構え方はティショットと同じ

POINT2
ボールを上げようとしない!

POINT3
左足体重でインパクト

POINT4
最後までしっかり振り切る

《左足体重が鉄則!!》

右足体重で打ってはダメ。左足一本立ちでインパクトするイメージがグッド。

《スライスを計算に入れる》

ロフトが立ってスライスしやすいので目標よりも左に打ち出す。

ゴルフクラブの打ち方・使い方 裏メニュー2:スプーン(3W)のピン寄せ

グリップエンドをお腹に向けたまま振る。実際にお腹に当てて素振りをしてから打つといい。

ラフはもちろん、芝がはげたところもあるグリーン周り。ダフリやトップが出やすいウエッジを使うより3Wがおすすめだ。

〜状況とライ〜

花道が使える状況ならボールがラフにかかっていても寄せられる。

広いソールが滑るからダフらない

スプーンは地面の上のボールを打つ想定で作られたクラブの中で最もソールの面積が広い。どんなライでもソールが滑るので、ダフり、トップが出づらいと言えます。さらに、振り幅が小さくても飛び、打球も上がりません。

このクラブの特性は、長いコロがしのアプローチにもってこい。ウエッジはボールのライの良し悪しにかかわらずグリーンに乗らない可能性がある。3Wのほうが簡単確実にピンに寄ります。

広いソールが滑るので、ボールが沈んでさえいなければ打てる。

打ち方:グリップエンドをお腹に向けたまま体の向きを変える

打ち方のポイントは手先で振らないこと。手首を使って打つとヘッドの入射角が鋭角になってダフりやすくなり、クラブの特性を生かせません。

イメージ的にはグリップエンドをお腹につけたまま、体の向きを変える感じ。クラブを短く持ってグリップエンド側がかなり余るので、打つ前にグリップエンドをお腹につけた状態で素振りをするのもいいでしょう。チョンと当てれば飛ぶので小さな振り幅でOKです。

POINT1
ボールの位置は両足の真ん中

POINT2
小さな振り幅でも結構転がる

POINT3
インパクトが強く入らないように

《右手がシャフトを握るくらいクラブは短く持つ》

《両足を揃えてボールの近くに立つ》

両足を揃えてボールの近くに立つとスイング軸をブラさずに打てる。

《ココに注意!》

体の軸を中心にフラットにターン。上体を前に出したり、フォローでヘッドを引き上げない。

ゴルフクラブの打ち方・使い方 裏メニュー3:ユーティリティの開き

アウトサイドインのイメージでアップライトにトップを上げ、低く左サイドに振り抜く。

ボールに当たりづらかったり、左に飛びやすかったりするツマ先上がりだが、ユーティリティのフェースを開いて打てばグリーンを狙える。

〜状況とライ〜

急傾斜のツマ先上がりでも有効。

左に飛ばないので真っすぐ狙える

ツマ先上がりで普通に打つと左に飛ぶ。ロフトが多いアイアンほど顕著です。その点ユーティリティはロフトが立っている。また、ソールも適度に広いのでダフりづらい。この2つのメリットに加え、フェースを少し開いて使うと目標に真っすぐ打てます。グリーン手前にハザードがなければ短い距離でも使え ます。

打ち方:高く振り上げ、 低く振り抜く。

バックスイングをアップライトに上げ、やや左に振り抜く=高く振り上げて低く振り抜くのが打ち方のポイントです。左に飛ぶからと、フックを打つイメージで低く引いて高く振り抜いてはダメ。せっかくのセットアップが水の泡です。バックスイングは小さめでいいので、下半身を使ってインサイドにしっかり振り抜きましょう。

《目標に対してはスクアエに構える》

ボールが近い分、クラブを短く握りバランス重視でアドレス。体のラインは目標に対してスクエアでOK。

フェースを開いてグリップ。アドレスではフェースが目標の右を向く。

《大振りせずカットに振る》

右からフックを打とうとしないこと。大振りせずカットに振ること。

ゴルフクラブの打ち方・使い方 裏メニュー4:ドライバーの木の下通し

大きく振らなくても飛ぶのがメリット。フェースにコツン!とコンタクトさえできれば低く強い球足で枝の下を抜ける。

林の中から木の枝の下を抜いてレイアップする時はドライバーが安全。ボールが上がらず、枝に当たりようがないからだ。

〜状況とライ〜

ロフトが立ってボールが上がらない。低い球を打つにはうってつけ。

ボールが上がらないから枝に当たらない

パターの次に打球が上がりづらいドライバー。林の脱出にパターを使ってもいいですが、いかんせん距離が出ません。ということで、ここはドライバーを使います。地面にあるボールを打ったら低い打球しか出ませんからイージーに枝の下を抜きやすい。大振りしないのでフェースを向けた方向に飛びやすいなどいいことづくめです。

ロングアイアンでも打球は結構上がる。ちょっとでも上がると危ない状況では使えない。

打ち方:小さな振り幅でフェースにボールをぶつける

フルスイングはしませんから構えは小さく。クラブは短く持ってボールの近くに立ち、フェースをしっかり目標に向けてください。あとは小さな振り幅で打つ。アッパーに振る動きが入るとチョロになるので、上からフェースにボールをぶつける感じ。目標方向に低くヘッドが出れば、ボールはフェアウェイにまっしぐらです。

《上げようとする必要はナシ!》

ボールを上げようとするとトップやチョロに。ボールの横からロフト通りに当てるだけでいい。

ゴルフクラブの打ち方・使い方 裏メニュー5:7番の吊るし打ち

パターのように構えるとヘッドのヒール側が浮いて接地面積が少なくなる。

固く凍った地面からのアプローチ。ウエッジは怖いし、パターで打つには遠すぎる。そんな時は7番アイアンをパターのように使う。

〜状況とライ〜

日陰で凍った硬い地面から打つにはもってこい。

パターのように打てるからダフり、トップがない

アイアンはフェース面が広いのでボールに当たりやすい。パターのようにクラブを吊って持ち、ボールの近くで構えると、ヒール側が浮いて接地面積が少なくなります。 この状態でストロークすればヘッドの先端しか地面に触れませんからダフり、トップともしづらい。固い地面でボールだけをクリーンに打てます。

アドレスはパットと同じ。短く握り、両手でクラブを吊る感じで持つ。パットと同じグリップで握るとフィーリングが出やすい。

打ち方:ヘッドの重さを使って振り子のように振る

基本的にはパターと同じ。クラブ全体が重いのでパターより感じづらいと思いますが、ヘッドの重さを使ってクラブを振り子のように動かします。パットの感じで振りたいのでグリップ、アドレスともパットと同じにするのがオススメ。ロフトがある分、振り幅が大きめになるので、ピンまでの距離が長い場合は番手を上げてください。

《ヘッドの重みを感じて振る》

クラブを吊るとヘッドの重さを感じられる。それを感じながら振れれば振り子のようになる。

《パットより気持大きめに振る》

距離感は振り幅でコントロール。ロフトがあるのでパットより気持ち大きめに振る。

《スイングしちゃダメ》

ヘッドアップは厳禁。スイングではなくストロークすること。

ゴルフクラブの打ち方・使い方 裏メニュー6:パターの出し

ここではグリーン手前のエプロンに止まってもいい。次打でパットできる位置に運べれば成功だ。

「ガードバンカー=サンドウエッジ」ではゴルフを難しくするだけ。条件次第では最もやさしいパターでピンに寄せることができる。

〜状況とライ〜

ボールが砂に沈んでいないこと、打ち出し方向のアゴが低いことが条件。

打ち損じがなく当たれば絶対出る

言うまでもなくパターは最もミスしづらいクラブ。バンカー内にボールがあっても、ボールが砂に埋まっていない、打ち出し方向のアゴが低い、という2つの条件を満たしていれば使えます。特にグリーン奥からの左足下がりライでは有効。強く打たなくてもコロがるので簡単に乗る可能性が高くなります。

(左)アゴが低いケースでも縁が切り立っていたら避ける。(右)ボールを上げようとしてトップすると出ないばかりか大オーバーすることも。

打ち方:打ち出す場所を見てから低く振る

ピンが見えるだけに、それが気になってヘッドアップしやすいのがこの状況。パット同様、左右均等の振り幅でストロークしますが、頭が起きないように気をつけます。それには、打ち出し方向の地面を見て、そこにヘッドを出すように振ること。オーバーでいい、ショートでもOKなど、状況によって許容範囲を広げましょう。

グリーン上と同じストロークで。ショートでもいいくらいの気持ちで打つほうが安全。

GOLF TODAY本誌 No.549 48〜57ページより