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横峯さくらプロのバッグに入っていた地クラブ「バルドTTXブラッシー」を試打!

2019/02/10 ゴルフサプリ 編集部

ちょっと驚きのニュースが入ってきました。横峯さくらプロが長年契約していたダンロップを離れ、クラブ契約フリーでツアーを戦うというじゃないですか。

その横峯さくらプロのキャディバッグの中にはいろんなメーカーのクラブが入っており、ドライバーからフェアウェイウッド、ユーティリティというウッド系クラブは全てPINGのG400シリーズとなっています。

しかしその中に1本だけポツンと見慣れないフェアウェイウッドが。ちょっと気になったのでギア好きゴルフバカイラストレーターの野村タケオが調べて、そして打ってみました!

横峯プロ自身がアップしたInstagramによると、そのクラブはバルドのTTXブラッシーとのこと。

ブラッシーとは2番ウッドのことで、あまり一般的に使われることがないクラブで、もちろん僕も使ったことがないです。しかもそのブラッシーのメーカーがいわゆる"地クラブメーカー"であるBALDO(バルド)のクラブだというから驚きです。

あの横峯プロが1本だけチョイスする地クラブメーカーのクラブ。もうこれはゴルフバカ的には実際に打ってみないことには気が済みません。

ってことで、行きつけのゴルフショップから試打クラブをお借りして、さっそくコースに持ち込んで打ってみました!

バルドTTXブラッシーってどんなクラブ?

バルドというメーカーはギア好きや競技ゴルファーのあいだではよく知られており、特にドライバーは飛ぶという評判で実際に使っている競技アマを多く見かけます。昨年の全英リコー女子オープンではバルド契約のポルナノン・ファットラム選手が2位となり注目されました。

まずTTXブラッシーを構えてみると、その投影面積の大きさに驚かされます。今まで打ってきたどのフェアウェイウッドよりも確実に大きいです。

ヘッド体積は260ccということなのですが、少しシャローな形状になっているために構えたときには余計に大きく感じるようです。ちょっと小さめのドライバーのように感じます。シャフトが短いことと投影面積の大きさで構えた時の安心感はありますね。

ロフトはなんと12度!そんなロフトで地面からボールを上げられるのかちょっと心配になりますが、ソール部分にウェイトを埋め込んで低重心化することでボールを上げやすく設計されているようです。

バルドTTXブラッシーをコースで実際に打ってみた!

とりあえずパー5の2打目でフェアウェイから打ってみたのですが、「カコッ」という少し独特の音を残しながらボールは中断道の軽いフェードで飛んでいきました。飛距離的には210~220ヤードくらいでしょうか。

シャロー目のヘッドと低重心のおかげで見た目のイメージより球は上がるようです。たださすがに捕まりはあまり良くないようで、地面からのショットではほぼスライス系の球しか出ませんね。ソールはかなり丸みがある形状なので抜けはかなり良かったです。

しかし少しでもラフに沈むとさすがにロフト12度では球を上げきることは難しかったです。フェアウェイかラフの上に浮いたボール専用と考えたほうが良いんじゃないでしょうか。

次にグリーンセンターまで218ヤードという長いパー3でティアップして打ってみました。さすがにティアップして打つと少し捕まりが良くなり、ほぼストレートの強い弾道が。

なんとグリーンを20ヤードもオーバーするショットで、おそらく245ヤードくらいは飛んだと思われます。これはほぼドライバーに近い飛距離性能と言っていいですね。

ただやはりアマチュアゴルファー程度のヘッドスピードではティアップしたときだけの飛距離で、地面にあるボールを打ってもこの飛距離は出ないでしょうね。シャフトが短い分ミート率はドライバーより良くなり、曲がり幅は少なくなるでしょうから、狭いホールや距離の短めのホールでのティショットには向いていると思われます。

バルドTTXブラッシーはどういう使い方が向いているのだろうか?

実際にコースでバルドTTXブラッシーを使ってみて思ったのは「どういう目的でこのクラブを14本の中にいれるか?」ということです。

ティショット専用で入れるのであればドライバーと飛距離的にあまり変わらないので、特に必要が無いような気がします。

総距離が短いコースやトリッキーなコースに行く時にドライバーを抜いて、このブラッシーをバッグに入れるというのは有りでしょうね。パー5などの2打目で地面から使うことが多いのであれば、一般アマチュアはもう少しロフトがあるクラブのほうが楽に打てて活躍してくれると思います。

今現在バッグの中に13本しかクラブが入っていない人は、このクラブを足すというのは良いかもしれませんが、14本のうち何かを抜いてこのクラブを入れるとなると、なかなか難しい選択になるんじゃないでしょうか。

コースの設定やレイアウトにより他のクラブと入れ替えをして使い分けるというのが理想的ではないかと思います。

横峯さくらプロがバルドTTXブラッシーを使う理由は?

横峯プロといえば、地面にあるボールをドライバーで打つ"直ドラ"というショットをツアーで何度か打っているのを見ました。

直ドラが打てる横峯プロなら、ドライバーよりもシャローでヘッド体積も小さいブラッシーを地面から打つのは簡単であると思われます。やはりコースの距離が長いLPGAツアーで戦うために飛ばせるフェアウェイウッドをバッグに入れておきたかったのではないでしょうか。

もともとフェードヒッターでもある横峯プロですから、フェード系の球が打ちやすいこのクラブはイメージが出しやすいかもしれません。ただ横峯プロも今はテスト中ということでしょうから、今後もこのブラッシーがずっとバッグに入ってるかどうかは微妙なところでしょうね。

個人的にはこういうクラブでガンガンパー5で2オンを狙っていく横峯プロのプレーを見てみたい気もします。これからの横峯プロのプレーに注目しましょう。

バルドTTXブラッシー、見た目やスペックのイメージよりは打ちやすいクラブなので、使い手によってはかなり武器になるかもしれません。一度ゴルフ工房などで試打してみるのもいいかもしれませんね。僕はデザインが格好良いのでバッグに入れておきたいな~なんて思ったりしています(笑)

(取材・文)ゴルフバカイラストレーター野村タケオ

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