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練習時間別!ラウンド前におすすめのパター練習方法|重田栄作のドリルシリーズ【第1回】

《全3回》第1回

2019/03/20 ゴルフサプリ編集部

ラウンド前の練習グリーン、どうやって過ごしていますか?仲間とゴルフ談義をしながらポンポン球を転がすのも楽しいけれど、そろそろ、本気のパター練習、してみませんか!?

ということでスタートホールからすぐ結果が出る実践練習を“所用時間別”に紹介。時間がない人もじっくり派さんもぜひお試しあれ!!

■ドリル1所要時間5分
■ドリル2所要時間15分
■ドリル3所要時間30分

皆さん、いつもどんなパター練習してますか?

「同じ場所に3球並べて連続打ち」じゃダメ!

一応スタート前に練習グリーンへは行ってみるものの、これといった練習方法の持ち合わせもなく、何となく球を転がしているだけの人も多いのでは?

特に、一般アマチュアがよくやる「同じ場所からの連続打ち」は、たとえ2球目、3球目と近くに寄るようになったとしても、コース内で出会うさまざまなラインに応用はききません。

プレッシャーのない状態でポンポン打つだけじゃ、何の収穫もありませんよ!

練習グリーンではいかに本番を想定できるかがポイント!

練習グリーンで大事なことは、いざコースに出てスタートホールのグリーンにきたとき、明確な基準と自信を持ってパッティングするための準備をすること!コースや気候によってもそれぞれ異なるその日のグリーンの状態をしっかりつかみましょう。

それでは所用時間に分けて、おすすめのパター練習方法を紹介!

●5分バージョン→ドリル1
スコアの決め手! ショートパットを必ず決める
「東西南北ドリル」

●15分バージョン→ドリル2
1番から18番まで確実な距離を打ち分けられる
「3つの振り幅ドリル」

●30分バージョン→ドリル3
「ショート&ロング」×「スライス&フック」を一気にマスターできる
「交互打ちドリル」

「東西南北打ちドリル」5分

時間がなくたって大丈夫!一番出くわす機会の多い1メートルくらいのショートパットを徹底的に繰り返そう。

4方向からショートパットを繰り返して、どのラインからでも確実に入れる自信をつける!

【ドリルの方法】
“1カ所2球×4カ所”打って1セット

スタートする場所を決めたら、球を2個セットして内側の球から集中してストローク。内側、外側と2球打ち終えたら、次の地点へ移動。4方向、カップ周りを1周して1セット。

【セットの方法】
1メートル前後の球のセットは 「足」を基準にすれば簡単!

球のセットは「足」を基準に行なうのがおすすめ。3足分(約90センチ)と4足分(約120センチ)の地点に置こう。

カップ側からスタートして3足目のつま先に1つ目の球、4足目のつま先に2つ目の球をセット。

【ポイント】
内側の球から打つが、外の球は気にしない!

当然カップに近い側から打つことになるが、外の球は気にせず打つことが大事。ヘッドがぶつかるような振り幅はまったく必要がない。

【ポイント】
必ず1回ずつ本番と同じルーティンを行なうことが大事!

まず後ろからラインをみて本番同様に慎重にセットして真剣勝負で狙って入れる!

こうしてしっかり自分を追い込むことが大事!!

緊張すると1メートル前後でもしびれるもの! 最低限、この距離は自信を持って打てる準備が必要。

時間がなければ迷わずショートパットに集中して練習するのが◎です!ポイントは1メートル前後の距離を、4方向から打つこと。

ショートパットといえどもスライス、フック、上り、下りなど各ラインへの対応が不可欠ですが、カップ周りの4方向から打つことで、手軽に異なるラインの練習ができるからです。こうして準備をすることで、どのラインについても自信を持って打てるはずです!

各地点2球ずつ、本番と同じルーティンから集中して打てれば1周で十分ですが、時間に余裕があるなら、外したラインを繰り返せばなお効果ありです!

重田栄作
1968年6月18日生まれ。神奈川県出身。
ジャンボ軍団・金子柱憲の専属キャディとして4勝に貢献した後、2003年プロテスト合格。2007年より山梨アーバングリーン八田でレッスン開始。現在は関東ゴルフ連盟TeamKGAジュニアのコーチを努める傍ら、アマチュアからプロまで幅広くレッスン活動を展開中。

取材協力/シャトレーゼヴィンテージゴルフ倶楽部(山梨県)

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