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練習時間別!ラウンド前におすすめのパター練習方法|重田栄作のドリルシリーズ【第3回】

《全3回》第3回

2019/03/22 ゴルフサプリ編集部

ラウンド前の練習グリーン、どうやって過ごしていますか?仲間とゴルフ談義をしながらポンポン球を転がすのも楽しいけれど、そろそろ、本気のパター練習、してみませんか!?

ということでスタートホールからすぐ結果が出る実践練習を“所用時間別”に紹介。時間がない人もじっくり派さんもぜひお試しあれ!!

■ドリル1所要時間5分
■ドリル2所要時間15分
■ドリル3所要時間30分

皆さん、いつもどんなパター練習してますか?

「同じ場所に3球並べて連続打ち」じゃダメ!

一応スタート前に練習グリーンへは行ってみるものの、これといった練習方法の持ち合わせもなく、何となく球を転がしているだけの人も多いのでは?

特に、一般アマチュアがよくやる「同じ場所からの連続打ち」は、たとえ2球目、3球目と近くに寄るようになったとしても、コース内で出会うさまざまなラインに応用はききません。

プレッシャーのない状態でポンポン打つだけじゃ、何の収穫もありませんよ!

練習グリーンではいかに本番を想定できるかがポイント!

練習グリーンで大事なことは、いざコースに出てスタートホールのグリーンにきたとき、明確な基準と自信を持ってパッティングするための準備をすること!コースや気候によってもそれぞれ異なるその日のグリーンの状態をしっかりつかみましょう。

それでは所用時間に分けて、おすすめのパター練習方法を紹介!

●5分バージョン→ドリル1
スコアの決め手!ショートパットを必ず決める
「東西南北ドリル」

●15分バージョン→ドリル2
1番から18番まで確実な距離を打ち分けられる
「3つの振り幅ドリル」

●30分バージョン→ドリル3
「ショート&ロング」×「スライス&フック」を一気にマスターできる
「交互打ちドリル」

「東西南北打ちドリル」5分
  +
「3つの振り幅ドリル」10分
  +
「交互打ちドリル」15分

たっぷり時間があるなら、「東西南北打ちドリル」と「3つの振り幅ドリル」に加えて、傾斜や距離をいろいろと変えて打つ「交互打ちドリル」を実践して、どのラインでもOKにつけられる対応力を磨こう。

距離&ラインを交互に打って さまざまなラインや距離への対応力をモノにしよう!

同じ場所から右に、左に両方打つことで、次々と逆のラインを練習できるから、本番グリーンで役立つ!

【ドリルの方法】
“1カ所2球”×3カ所1セット

2メートル程度の等間隔にマーカーをおき、各地点から右左の目標に向かって1球ずつ、計2球打つ。各地点から左右交互に打つことで、さまざまな傾斜と距離の組み合わせへの対応力がアップする。

【セットの方法】
ティとティの感覚は2~3歩程度に!

目印を置く間隔は短くても2メートル程度(大股で2歩)に。スペース的な余裕があれば、3歩でもOK。

【セットの方法】

はじっこにティを刺して この範囲をカップと想定して狙う


両サイドのマーカーの外には、目標としてカップを想定するためのティを指す。だいたい30センチのところを目安に指し、この間にボールを止める意識で練習しよう。

【ポイント】
グリーンすみっこの邪魔にならないところで!

端から端まで10メートル近くを要するため、他の人の邪魔にならないグリーンの隅でセッティングしよう。

逆のラインと異なる距離の組み合わせを、手っ取り早く効率よく練習できる!

カップではなくセットした目印を目標に打つことで、同じ地点から左右に打てるのが最大のポイント。左右に打つことでラインが逆になるうえ、距離も異なる6つの組み合わせを次々に練習できるので、さまざまな状況にアジャストできる対応力が養えます。

重田栄作
1968年6月18日生まれ。神奈川県出身。
ジャンボ軍団・金子柱憲の専属キャディとして4勝に貢献した後、2003年プロテスト合格。2007年より山梨アーバングリーン八田でレッスン開始。現在は関東ゴルフ連盟TeamKGAジュニアのコーチを努める傍ら、アマチュアからプロまで幅広くレッスン活動を展開中。

取材協力/シャトレーゼヴィンテージゴルフ倶楽部(山梨県)

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