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重田栄作のゴルフ「100切り」レッスン|セカンドショット編Part1

《全10回》第3回

2019/04/28 ゴルフサプリ編集部

「100切りまであとちょっと!」「90台もあれば100オーバーも……」そんな、“100の壁”と戦うゴルファーに送る、お助け企画。大叩きに陥りがちな落とし穴を知ったり、ちょっとした工夫をするだけで簡単にスコアが縮められる「お役立ちヒント」が続々登場。ドライバーからパターまで、全10回でお届け!

●第1回ドライバーティショット編1
●第2回ドライバーティショット編2
●第3回セカンドショット編1
●第4回セカンドショット編2
●第5回セカンドショット編3
●第6回パー3ティショット編
●第7回ショートゲーム編1
●第8回ショートゲーム編2
●第9回ショートゲーム編3
●第10回ショートゲーム編4

チョロって同じような距離が残ったり、セカンドOBなんて最悪のパターンも!

ティショットがつかまりきらず、右サイドのノリ面にいってしまい、第2打がツマ先上がりの傾斜からのショット、というのはよくあるケースです。逆にヒッカケて、左の斜面からのショットになることも。こんなとき、あなたはどうしますか? ウッドを握って、できるだけグリーンに近づけようとしませんか?

それは絶対にダメ。傾斜にいったらウッドは使ってはいけません。平らなフェアウェイでさえミスを連発してしまう100切りゴルファーにとって、傾斜地から“出たとこ勝負”でウッドを使うのは、リスクが高すぎます。
無理して逆サイドのOBにいってしまったり、同じサイドのラフや林につかまったり、チョロってまた同じような距離が残ったりすれば、すぐにダボ、トリに陥る危険性が大! 100切りの目標は一気に遠のいてしまいます。

100切りを目指すということは、全ホールボギーで回って90ですから、数ホールはダボだってOK。距離的に届く距離だとウッドを使って狙いたくなる気持ちもわかりますが、ここはアイアンを握って、確実安全にフェアウェイに打つのが正解。ボールが傾斜にいってしまったら、「ウッドは捨てる」が鉄則です。

自信を持って打てるアイアンを握ったら、あとはクラブを短めに握って、コンパクトに振り切ればOK。傾斜などライが悪いときは特に、決して球を上げようとはしないことが大切。ライナー性の球で、次の一打が打ちやすいところに運ぶことだけ考えて、きっちりフェアウェイに戻しましょう。

狙いたくなるのはわかるけど……、傾斜からのショットでウッドは絶対使っちゃダメ!

【+ワンポイント】

左足体重を保って振れば、確実にミートできる!

傾斜地など足元が不安定なライでは、体重移動をしようとするとスイングが乱れやすいもの。左足体重で構えたら、その重心位置を保ったまま振るのが、成功への一番の近道! 構えたところにヘッドが戻りやすいため、確実にミートできて狙ったところへしっかり球を運べる。

重田栄作
1968年6月18日生まれ。神奈川県出身。ジャンボ軍団・金子柱憲の専属キャディで4勝に貢献した後、03年にプロテスト合格。07年より山梨アーバングリーン八田でレッスン開始。現在は関東ゴルフ連盟チームKGAジュニアのコーチを務める傍ら、アマチュアからプロまで幅広くレッスン活動を展開中。

取材協力・シャトレーゼヴィンテージゴルフ倶楽部(山梨県)
撮影/相田克己
取材・文/今泉純子