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ゴルフスイングQ&A|第7回「振り遅れの原因と対策」

長年ゴルフをやっててもうまくならないあなたへ!

2019/05/09 ゴルフサプリ編集部

ティーチングプロの三浦氏が、長年ゴルフをやっててもうまくならないあなたのために、即効&簡単な解決法をレクチャー。第7回のテーマは「振り遅れの原因と対策」。シャフトが長いドライバーはどうしても振り遅れのミスが出やすい。これを防ぐには、リストターンの正しい感覚をつかむことがポイントだ。

●第 1 回スイングの順番と手の通り道
●第 2 回迷路にハマらないスイングの考え方
●第 3 回発想の転換で上達の道を探そう
●第 4 回ヘッド中心のスイング作り
●第 5 回アドレスでのよくあるカン違い
●第 6 回体の開きを止めよう
●第 7 回振り遅れの原因と対策
●第 8 回チーピンの意外な原因とは?
●第 9 回正しい頭の残し方
●第10回飛ばしのカン違い
●第11回ドライバーの苦手克服術
●第12回上達のカギは切り返しにあり!
●第13回一番大事なのはインパクト!
●第14回スイングの良し悪しを知る
●第15回シンプルなクラブの振り方
●第16回迷わないクラブの上げ方
●第17回腕とクラブの理想の角度
●第18回オーバースイングを修正
●第19回厄介なチーピンを直す
●第20回頭はどこまで残すのか?

第7回 テーマ「振り遅れの原因と対策」

Q. 「振り遅れスライス」はどうすれば直るの?

A. ヘッドが手元を追い越す感覚が重要。体の正面で両手を離して振ってみよう!

長年、「振り遅れスライス」のミスに悩んでいる人は、次の方法をトライしてください。まず真っすぐ立ち、体の正面でクラブを垂直にセット。両手を離した、いわゆる「スプリットハンド」のグリップにしてバックスイングをします。そして、体の前でクラブが左右入れ替わるように振ってみてください。

右手がインパクトで左手に追いつき、フォローで追い越すように振るのがコツ。両手を離して握ることで、それぞれの手の役割と動きが明確になり、正しいリストターンが体感できます。このグリップのままシャドースイングをして、「ヘッドが手元を追い越す」感覚をつかめば、振り遅れずに、ボールを正しくヒットできますよ。

【振り遅れの原因は?】
右手が左手を追い越さないから!

振り遅れの原因はさまざまだが、インパクト前後で、左手が先行し続けて、右手が左手を追い越さない人が多い。こうなると振り遅れた状態でインパクトを迎えるため、スライスやプッシュアウトのミスが頻発する。

ヘッドが手元を追い越すように振る。

体の正面で右手が左手を追い越す感覚をつかんだら、次に両手を離して握ったままシャドースイングをしてみよう。ヘッドが手元を追い越すように振れば、正しいスイングになる。

本番では手元が浮き上がらないように注意!

手元(左手)が浮き上がると、右手が左手を追い越す動きが困難に。クラブが寝ることで振り遅れてスライスしてしまう。

ティーチングプロ
三浦辰施
1975年生まれ。「ゴルフでやせる」方法を独自に編み出し、2年で約60キロのダイエットに成功した異色のプロ。上達と健康を両立させたレッスンが注目を集めている。

取材協力/井山ゴルフ練習場

GOLF TODAY本誌 No.539 168、169ページより

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