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ゴルフスイングQ&A|第10回「飛ばしのカン違い」

長年ゴルフをやっててもうまくならないあなたへ!

2019/05/19 ゴルフサプリ編集部

ティーチングプロの三浦氏が、長年ゴルフをやっててもうまくならないあなたのために、即効&簡単な解決法をレクチャー。第10回のテーマは「飛ばしの勘違い」。飛距離アップはゴルファーの永遠のテーマだが、ヘッドの走らせ方をカン違いしている人が少なくない。これをすっきりと解決して飛んで曲がらない球を手に入れよう!

●第 1 回スイングの順番と手の通り道
●第 2 回迷路にハマらないスイングの考え方
●第 3 回発想の転換で上達の道を探そう
●第 4 回ヘッド中心のスイング作り
●第 5 回アドレスでのよくあるカン違い
●第 6 回体の開きを止めよう
●第 7 回振り遅れの原因と対策
●第 8 回チーピンの意外な原因とは?
●第 9 回正しい頭の残し方
●第10回飛ばしのカン違い
●第11回ドライバーの苦手克服術
●第12回上達のカギは切り返しにあり!
●第13回一番大事なのはインパクト!
●第14回スイングの良し悪しを知る
●第15回シンプルなクラブの振り方
●第16回迷わないクラブの上げ方
●第17回腕とクラブの理想の角度
●第18回オーバースイングを修正
●第19回厄介なチーピンを直す
●第20回頭はどこまで残すのか?

第10回 テーマ「飛ばしのカン違い」

Q. 力いっぱい振っても、飛ばないのはなぜ?

A. 手元を大きく動かしてもヘッドは走らない! 手元は「小さく」ヘッドは「大きく」動かそう。

手元を大きく早く動かせばヘッドも大きく早く動く、と思っていませんか? これはカン違いで、手元を大きく振ってもヘッドは走りません。なぜなら、手元(グリップ)とヘッドの運動量があまり変わらず、遠心力が働かないからです。力いっぱい振っても飛ばないのはそのため。飛ばすには、手元は「小さく」ヘッドは「大きく」振って、それぞれの運動量に差をつけることが重要なのです。

これを体感するには、ゴムホースのようなヒモ状の物を振ってみましょう。半分に折ったゴムホースの先端をビュンと走らせるには、手元を小さく動かした方が合理的。この感覚をつかめば、ヘッドの走り方が劇的に変わりますよ。

手元を大きく動かすのはNG!

手元を大きく動かすほど、ヘッドの運動量は小さくなり、振り遅れのミスを招いてしまう。力いっぱい振っても飛ばないのは、これが最大の原因。

ゴムホースなどヒモ状のものを振って体感しよう!

半分に折ったゴムホースなどのヒモ状の物を右手で握り、トップの位置で2回転させてから振り抜いてみよう。手元を小さく動かせば遠心力が働き、先端が大きく動くことが体感できる。

ティーチングプロ
三浦辰施
1975年生まれ。「ゴルフでやせる」方法を独自に編み出し、2年で約60キロのダイエットに成功した異色のプロ。上達と健康を両立させたレッスンが注目を集めている。

取材協力/井山ゴルフ練習場

GOLF TODAY本誌 No.543 68、69ページより

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