ゴルフQ&A｜ショートアイアンのダフリを直すために意識すべきポイントは？【大森プロ】
アマチュアゴルファーのお悩みにティーチングプロがお答えする「ゴルフQ&A」のコーナー。今回は、ショートアイアンでダフってしまう悩みについて、大森信彦プロにアドバイスしてもらいました。アイアンのダフリにお悩みのゴルファーは、是非ご参考ください。
ショートアイアンのダフリを直すには、どんなことを意識すればよいでしょう？
相談者 男性 / 36歳 / ゴルフ歴17年 / スコア97
使用アイアン ヤマハ インプレス X V フォージド アイアン 6本セット [NS PRO 1050GH フレックス：S]
このアイアンを選んだ理由
キャビティタイプのアイアンで打感がとても良いのと、シャフトが求めていたものだったので購入しました。
また、ネットの口コミなどでヤマハのクラブが打ちやすいという評価が多かったことと、周囲にヤマハのセットを使用している人が少なく、被ることもないかと思い購入しました。
きちんと当たった時は、自分の思っている距離が出ています。
ショートアイアンがダフってショートしてしまいます。
アイアンで自分の思い通りに打とうと意識するほどダフってしまい、いつもそこからスコアを崩してしまいます。
アイアンのスイングはあまり悪くないと言われるのですが、ダウンブローが強すぎてダフってしまうことが多々あります。
アイアンの持ち玉は高く上がって止まるボールなので、これを意識するあまりダウンブローが強すぎてダフっているのかなと思っています。
特に、残り100ヤード程度で高く上げてスピンをかけたい時に必要以上にダフってしまい、結果、ショートしてしまうという状況が多々発生します。
7番アイアンくらいまでは、そこまでダフることもないので、トップでオーバーするのを恐れるがあまり、ダフってしまっているのかなとも感じているところです。
アイアンのグリップの握り方
アイアンのグリップはいたってスタンダードだと思うのですが、右に出てしまうことが多いため若干ストロング気味に握ることを意識しています。
また、残り100ヤードくらいまではライが悪くない限り、一番長く握っています。
アイアンのアドレスの構え方
アドレスは、アイアンのフェースを打ち出し方向に向けてからアドレスすることを意識しています。
私は右打ちですが、右手でフェースを合わせ、その後に左手を添えてアドレスに入るというルーチンを意識しています。
アイアンの打ち方（ストローク）
よほどライが悪くない限り、ひっかけは出ないので、とにかく右に打ち出さないことを意識してストロークしています。
スイングがアウトサイドインになりがちかなと思っているので、その点もインサイドアウトを強く意識しています。
現在のアイアンの練習方法
練習場では、同じ番手で練習を繰り返すのではなく、1球1球クラブを持ち替えて練習しています。
これは実際にラウンドした時に、クラブの持つ距離を確実に出せているかを確認するためです。ダフってショートすることが多いので、クラブを変える度に目標物を決めて打っています。
実際のラウンドでは同じ番手で繰り返し打つことはありませんし、長い番手ではあまりダフっていないため、ラウンドの流れの中で打つことに問題があるのかなと思ってこのような練習を始めました。なにか規則性がないかを探る目的もあります。
ティーチングプロへの相談
私の場合、ショートアイアン(特にPW)がダフってショートしてしまいます。周りの人に聞いてもスイング自体は悪くないといわれるのですが、何を意識してショットすればいいでしょうか？
常時100切りを目指すためにショートアイアンの距離感が重要なので、よろしくお願いします。
今回のお悩みには大森信彦プロが即断回答!!
大森信彦（おおもりのぶひこ）
1973年5月7日生まれ。日本大学ゴルフ部出身。2013年PGAティーチングプロライセンス取得。「手先の動きは少なく」「体の動きは大きく」という基本をベースに、方向性や飛距離アップを実現する独自のスイング理論を提唱している。現在、都内を中心に6店舗を展開するインドアゴルフレッスンスタジオ「Spoon（スプーン）」にてレッスンを行っている。
Spoon（スプーン）店舗一覧｜幡ヶ谷店、仙川店、経堂店、荻窪店、代々木上原店、東中野店
大森信彦プロのアドバイス「ショートアイアンで低い弾道のボールを打つ練習をしましょう」
ショートアイアンがダフるということは、ヘッドが下から入ったり、ボールが上がり過ぎているのではないかと思います。
そこで、ハーフスイングでもフルスイングでも良いので、低い弾道のボールを打つことを意識してみましょう。ショートアイアンで低い弾道のボールを打つ練習をすることで、ダフリが減り距離も安定してきます。
ポイントは、重心を右に残さず、しっかりボディーターンしながら打つことです。体を回転させながらスイングし、ハンドファーストでインパクトを迎えられれば、ロフトが立って低い弾道で打ち出しやすくなります。
ボディーターンせずに手首だけで打とうとすると、ボールをすくってダフりやすくなってしまいます。またロフトが寝てしまうので、うまくボールに当たっても飛距離が出ません。
ショートアイアンで低い弾道で打ち出せるようになると、ダフリのミスも減ってきますので、ぜひ練習してみてください。
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