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ゴルフQ&A|アイアンをダウンブローでダフらず打つスイングのポイントは?【上田プロ】

2019/05/31 ゴルフサプリ編集部

アマチュアゴルファーのお悩みにティーチングプロがお答えする「ゴルフQ&A」のコーナー。今回は、アイアンをダウンブローでダフらずに打つポイントについて、ティーチングプロの上田栄民プロにアドバイスしてもらいました。アイアンがダフってしまうとお悩みのゴルファーは、是非ご参考ください。

アイアンをダウンブローでダフらず打つために、どのような意識でスイングすれば良いでしょう?

相談者 男性 / 50歳 / ゴルフ歴23年 / スコア92
使用アイアン MP-15 アイアン 6本セット [NS PRO 950GH フレックス:S

このアイアンを選んだ理由
ミズノの5000円のフィッティングを受けて購入しました。軟鉄鍛造で見た目はマッスルバックのような形状ながら、やさしめできちんと当たった時の打感の気持ちよさは、他のモデルとは違うと思います。最近海外メーカーで多いヘッド裏側の余計なデザインもなく、かっこいいと思っています。

アイアンがダフると地面に刺さってしまいます

ラウンドごとに良い時と悪い時の差が激しいのが悩みです。調子の悪い時はダフリがよく出ます。ダフリ以上に「ザックリ」といってもいいぐらいに、芝にアイアンのエッジが刺さりすぎてしまうことがよくあり悩んでいます。

PW(ピッチングウェッジ)でボールを上げてグリーンでしっかりボールを止めたいと思い、ダウンブローを意識してすくい打ちにならないようにスイングしているのですが、ダフってしまうことが多いです。

アイアンのグリップの握り方
オーバーラッピンググリップで、強く握りすぎないように意識しています。アイアンのヘッドがインパクトで自然にローテーションできるように、力みすぎないようにしています。

アイアンのアドレスの構え方
オープンスタンスでスクエアに構え、アウトサイドにテイクバックすることをイメージしてアドレスします。

アイアンの打ち方(ストローク)
すくい打ちにならないように、ヘッドの重みを感じてダウンブローを意識してスイングしています。打った後はヘッドが立つようなフォロースルーをとるイメージです。

現在のアイアンの練習方法
ボールの手前にヘッドが入ってきちんとボールを捉えることができるように、練習場ではティアップしてボールを打つ練習をしています。

その後、ボールを捉える感覚ができてきたら、練習場のマットにボールを置いて目標を定めてから打つようにしています。この練習の際に、マットにヘッドが当たって大きい音を立てることも多く、ダフリを意識しすぎると今度はトップも出てしまいます。アイアンショットが安定していないと実感することが多いです。

上田栄民プロへの相談
アイアンショットをダウンブローでダフらずに打つには、どのような意識でスイングすればいいのでしょうか?一度ダフリが出てしまうと続いてしまい、スイングを変えようとすると今度はトップが出てしまうこともあり、安定していないことが悩みです。よろしくお願いいたします。

今回のお悩みには上田栄民プロが即断回答!!

上田栄民(うえだえいみん)
1964年11月10日生まれ。31歳でPGA資格を取得。2001年より「エイミンゴルフアカデミー」を主宰。東京都、神奈川県内に7つのスクールを運営し、これまで2万人を超えるアマチュアゴルファーを指導してきた。自身で開発した「スイング軸体感デバイス JIKU-KNOB」で2019年PGAティーチングプロアワード最優秀賞を受賞。GOLFサプリの連載「われらアマチュアお助け隊」のブルー隊員として活躍中!

エイミンゴルフアカデミー店舗一覧|多摩センター校、南町田校、横浜校、淵野辺校、WG小平校、鶴川大蔵校、座間校

上田栄民プロのアドバイス「鋭角にアイアンを下ろさずにヘッドの形状を活かしたスイングをしましょう」

ダウンブローの定義をおさらいしスイングのイメージを変えてみましょう

ご質問の方は「アイアンのエッジが刺さりすぎてしまうことがよくある」とのことですが、アイアンのリーディングエッジが刺さってしまうというとことは、かなり上からボールを叩こうとしていると思われます。ここで、ダウンブローの定義をもう一度考えてみましょう。

ダウンブローとは、アイアンのヘッドが上からボールに直接当たる軌道の途中で、ボールを打つことを言います。ボール手間の芝生に当たってしまうのはダフリになってしまうので、できるだけ効率よく直接ボールにアイアンのヘッド当てるためには、点ではなくゾーンがあった方がいいわけです。

1度でも角度がついていればダウンブローです

さて、地面からどのぐらいの角度でアイアンのヘッドを下ろしたら「ダウンブロー」と言えるのでしょうか。角度の定義があると思われますか?

ミサイルではなく飛行機が着陸するようなイメージでスイングしてみよう

多くの方がダウンブローというとミサイルが落下してくるような角度(写真左)で、ヘッドを下ろしてくるイメージを持ちます。しかし、ダウンブローは(飛行機)が着陸するような軌道で、1度でも2度でも角度がついていれば良いのです。

ダウンブローは縦にヘッドを下ろしてこなくてはいけない、という思い込みで上からヘッドを下ろそうとすると脇も開いてしまい、ボール手前にヘッドが下りてダフリになってしまいます。飛行機が着陸するような角度でヘッドを下ろす軌道をイメージして振るようにしてみましょう。

アイアンのヘッド形状を活かしたスイングでダフリを解消!

アイアンのヘッドになぜバウンスがあるのかも考えてみましょう。フェースが直接ボールにヒットした後に、バウンスが地面を滑ることでヘッドが地面に刺さることを防ぎます。つまり、バウンスはダフらないようにするために、ヘッドを滑りやすく抜けをよくするためについているのです。

ご質問の方は、リーディングエッジから地面に下りてくるミサイルのようなスイングになっていると思われますので、飛行機の着陸のような軌道でバウンスを活かしたスイングを心がけてみてください。

飛行機の着陸の軌道でバウンスを活かしたスイングを

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