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ドライバーは軽量化(-25g)でヘッドスピード&飛距離アップ!? Part4

(実験3)シャフトを短くすると?

2019/09/21 ゴルフサプリ編集部

ドライバーの飛距離アップは全ゴルファーの夢。最近、女子プロはドライバーのヘッドを軽くして飛ばしているとか。そこで、実験。ヘッドスピードのアップに効きそうな、3つのチューンを試してみたゾ!

●ドライバーをメッチャ軽(-25g)にしてみたら飛んじゃった!?
Part1:ヘッドスピードアップを目的に試してみました!3つのチューン
Part2:(実験1)ヘッドを25g軽くすると?
Part3:(実験2)重心距離を短くすると?
Part4:(実験3)シャフトを短くすると?

ドライバーは「短めシャフト+軽いヘッド」 で飛距離アップ?

シャフトを短くすることは、常識的にはヘッドスピードダウンにつながるはず。だが、プロの中にも短く持つと振り抜きが良くなり、飛ばせるという意見がある。では、軽いヘッドと組み合わせたらどうなるのか?

ヘッドだけならスピードアップは検証済み。シャフトを少しだけ短くしたら、さらなるスピードアップが見込めるかもしれない。というわけで、1.5インチ短く、3番ウッドよりは長い43.75インチのシャフトに、ウェイトなしのヘッドを装着し、試打してみた。

結果は、下の表のとおり。ヘッドスピードはやや落ちたが、元のノーマルの長さ×重いヘッドのものと比べると、遜色なかった。

「昔のドライバーみたい。すごく軽くて振りやすいですね」(宮崎)

「通常より短くしても飛距離が落ちないなら、ミート率とか他の要素が向上しそうです」(岩﨑)

「最初は頼りない感じでしたが、慣れると安定して振りやすい」(宮崎)

[結果]意外なほどヘッドスピードは下がらなかった!

ドライバーの飛距離アップには「重く、長く」より「軽く、短く」がメリット大!

《Dバランスが正解というのは思い込みだった?》

クラブを軽くするというと、強く打てない、当たり負けするという意見を聞くことが多い。

だが、鉄のカタマリ(ヘッド)170g超は、約40gのボールを打つのに軽すぎるのだろうか。

「今回の試打実験で、ああ、こんなに軽くても当たり負けないし、飛ぶんだということが実感できました。軽くするならシャフトより、ヘッドですね」(宮崎)

「男性用のSシャフトでヘッドが軽くなると、硬すぎて振りにくいかと思ったら、意外なほどスムーズに振れました」(岩﨑)

「短くしたら、ヘッドに鉛を貼って重くしてバランスを整えるのが常識。でも、軽いままでもアリだと感じました。最近のクラブはウェイトやシャフトをカンタンに替えられるから、先入観を持たずにいろいろ試すといいでしょう。
ただし、ドライバーだけを軽くするのは要注意。他の番手とあまりにもバランスが違うと、ミスにつながります」(小倉)

ちなみに、ウェイト2個外したときのバランスは、C台どころではなくB台。

「まあ、パターやウェッジのようにセットとセパレートして、飛ばし専用の〝別モノ〟として扱う手もあるとは思いますが」(小倉)

かつて48インチの長尺がブームになったが、振りにくさ、難しさゆえか消えていった。だが、軽いだけならもっと馴染みやすいはず。最近は大手メーカーでもヘッドを軽くしたモデルを発表してきている。要チェックだ。

長いゴルフ歴の中で様々なクラブを使ってきた3人にとっても、ここまで“メッチャ軽”なクラブを打つのは初体験だったという。


ドライバーをメッチャ軽(-25g)にしてみたら飛んじゃった!? Part4(終)

取材協力/ユニオンゴルフクラブ

GOLF TODAY本誌 No.567 138〜139ページより

【参考】小柄でも飛ばせる!ドライバー飛距離アップの工夫を女子プロゴルファー5人が解説