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アディダスゴルフのシューズ「TOUR360 XT プライムニット/ツインボア」をレビュー!

2019/10/15 ゴルフサプリ編集部

野村タケオのシューズって本当に大事だなタイトル画像

多くのプロゴルファーが使用するアディダスゴルフのゴルフシューズ。デザイン性はもちろんのこと、機能性の高さでも高い評価を受けています。

そんなアディダスゴルフから画期的なゴルフシューズが2種類発売されたらしく、今回そのシューズを太平洋クラブ御殿場コースで試しながらハーフラウンドするという、とーってもありがたい機会を頂きましたので、ゴルフバカイラストレーターの野村タケオがさっそく試させて頂きました!

撮影/野村タケオ

今回試し履きラウンドをしたアディダスゴルフのシューズ

アディダスゴルフのゴルフシューズ2足の写真

まず1足目は僕的にはアディダスゴルフがここ数年力を入れられているんじゃないかと思う、ニットタイプのシューズ「TOUR360 XT プライムニット」。

ニットタイプのシューズTOUR360 XT プライムニットの写真

ニットタイプのシューズってカジュアルな感じや、柔らかくて歩きやすいとこが個人的には好きなのですが、ちょっと本気のラウンドには向かないのかな~という感じがしていました。

伸縮性がいいのでフィット感はあるのですが、ホールド感が弱くてスイングの時にシューズの中で足が動いてしまうような感じがしていたんですね。あと防水性も少し不満がありました。

TOUR360 XT プライムニットシューズのつま先アップ写真

今回のプライムニットはそのあたりのニットタイプのシューズに対する悪いイメージが全て解決されています。

ニットなので足全体を包み込むようなフィット感はとても心地よく、オーダーしたシューズのように足にピッタリ。土踏まずのあたりはかなりしっかりと作られており、スイング時に踏ん張っても足がずれるようなことがなくて安定しています。

TOUR360 XT プライムニットシューズの土踏まずあたりにアップ写真

そして驚いたのが撥水性能!素材自体が疎水性のある繊維になっていて、全く水分を受け付けない。シューズの上にくぼみを作って水をかけると水が玉になって全く染み込んでいきません。これなら雨の日でも気持ちよくラウンドできそうです。

TOUR360 XT プライムニットシューズに水滴がついている写真

このTOUR360 XT プライムニット、ニットアッパーの快適さや歩きやすさに加え、スイング時の安定感と撥水性があるわけで、これはかなり最強なシューズになったのではないでしょうか。

今までニットアッパーのシューズを敬遠していたゴルファーにもぜひ試してみてほしいですね。

2足目は画期的なBOAシステムを採用した「TOUR360 XT ツインボア」。

TOUR360 XT ツインボアの写真

このシューズ、何が画期的かと言うと、いわゆる「カチカチ」のBOAダイヤルが2つ付いているんです!

履き方は、まず足を入れてから下の方のダイヤルを締めます。これをもうこれ以上締まらないというくらいまでしっかりと締めるんです。このダイヤルで締まってくる部分は甲の下辺りで、ここがギューと締まります。かなり強く締め付けるのですが、大きな面で押さえているので、痛くなったりはしないんですよ。

TOUR360 XT ツインボアのBOAダイヤルアップ写真

それから上のダイヤルを締めるのですが、この締め具合はお好みでっていう感じなんですね。

最初に締めた下のダイヤルでシューズと足は完全にフィットしているので、上のダイヤルは締めなくてもいいくらい。ただ僕は足首周りも少し締めたいので、しっかりとダイヤルを回しました。

BOAシステムのシューズって、足の形とシューズが合っていないとけっこう締めてもシューズの中でフィットしていない部分とかが出てくるんですよね。

その点このツインボアは下のダイヤルで前足部をしっかりとホールドしちゃうので、靴の中で足が動くことがないんです。今までのBOAシステムのシューズでこの部分を締めれるものって無かったんじゃないでしょうか。紐タイプのシューズで出来たことが、このツインボアだと出来るんですね。

TOUR360 XT ツインボアのBOAダイヤルと靴底の間部分のアップ写真

実は僕はBOAシステムのシューズがちょっと苦手な部分がありまして、少し幅広のシューズだと甲が痛くなっちゃうんですよ。僕の足は幅が少し狭めで甲が高いんです。なのでしっかりとホールドさせようとダイヤルを強く締めると、甲の部分がかなり押さえつけられて痛いんです。だけど前足部分はまだ緩いみたいな。

このツインボアはそのあたりがしっかりと解決されていて、僕の足にも完全にフィットしていました。

アディダスゴルフさんによると、このシューズだとおもいっきり蹴っていけるとのことだったので、ラウンド中にいつもよりもフットワークを使ってショットしてみたんです。これがもう完璧な当たりでめちゃくちゃ飛びました。フットワークを使って打つということが初めて分かった気がします。その感覚もツインボアのホールド感があってこそなんでしょうね。

今回2足のシューズをラウンドで履き比べてみましたが、2足ともホールド感は素晴らしいです。しかしプライムニットは軽くて歩きやすく、ツインボアはガッチリと足を固めてくれる安心感。けっこう履き心地が違うんですよ。でもどちらもプレーヤーのパフォーマンスを十分に引き出してくれるシューズに仕上がっていると思います。

今回ラウンドでこの2足を履かせてもらって、シューズって本当に大事だな~と感じましたし、シューズも進化しているんだなと思いました。この日はシューズのおかげかショットがかなり安定していましたね。みなさんもぜひ一度本当に足元が安定するシューズでラウンドしてみてください。

今回のラウンドの模様をちょこっと動画にしてみましたので、ぜひ見てくださいね~。さっき書いた、かなりフットワークを使って打ったドライバーショットも映ってます(ヤラセ無し!)

(取材・文)ゴルフバカイラストレーター野村タケオ

野村タケオの自画像イラスト,親指立ててナイスのサイン


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