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ブッシュネルの高機能レーザー距離計、最新モデル2機種を実際に試してみた!

「ピンシーカープロXEジョルト」「ピンシーカーツアーV4シフトジョルト」レヴュー!!

2019/10/23 ゴルフサプリ編集部

ゴルフ用レーザー距離計では、高い性能で評判の米国のブッシュネル「ピンシーカー」シリーズ。今回は数あるラインナップの中でも特に人気の高い「ピンシーカープロXEジョルト」「ピンシーカーツアーV4シフトジョルト」を実際に使ってみた印象も併せて紹介したい。

ピンシーカープロXEジョルト

ピンシーカー史上初の気温・高度も加味した距離情報を提供

ピンシーカーのフラッグシップモデル。実測距離に勾配などを加味して「打つべき推奨距離」を表示してくれる勾配計算(スロープ機能)に、さらに「気温・高度(気圧)」要素を加味して表示する新機能「エレメント機能」搭載。標高・時間帯・季節など個々の環境下に適応した精確な距離を弾き出す。スロープ機能の設定/解除が瞬時に切替可能な「スロープスイッチ機能」搭載。本体側面には強力マグネットを内蔵し、カートのフレームやキャディバッグのスチール部分に付けたりといったこともできる。

ピンシーカープロXEジョルトのスペック

  • 製品名:ピンシーカープロXEジョルト
  • 測定可能距離:5~1300ヤード
  • 測定精度:±1ヤード以内
  • 表示単位:1ヤード
  • レーザー:1クラスアイセーフレーザー
  • 機能:ビジュアルジョルト機能、BITEマグネットマウント、スロープスイッチ機能、スロープ機能、エレメント機能、ピンシーカー機能(自動)
  • 望遠倍率/対物レンズ:7倍/25mm
  • レンズ:フルマルチコート(多層膜コーティング)
  • アイレリーフ:17mm
  • ひとみ径:3.5mm
  • 視度調整:±3.5°(ピント調整)
  • 液晶画面:ビビットディスプレイ技術(4段階明度調整)
  • サイズ/重量:44×114×84mm/315g
  • 防水機能:完全防水構造(IPX7:雨天使用可能)
  • 電源:CR2リチウム乾電池1個(付属)
  • 付属品:専用ケース、レンズクロス、日本版取扱説明書、日本版保証書、シリアル番号日本正規登録済みタグ(本体貼付)、純正品検査証、コンタクトカード、キャンペーン応募ハガキ、オリジナルアメニティ、CR2リチウム乾電池、化粧箱(正規品タグ貼付)※付属品は予告なく変更の場合あり。
  • 小売本体価格:オープン価格

ピンシーカーツアーV4シフトジョルト

162gの軽量ボディで扱いやすい高性能モデル

ホワイトボディでスタイリッシュなモデル。測定可能距離5~1000ヤード。実測距離に勾配などを加味して「打つべき推奨距離」を表示してくれる勾配計算(スロープ機能)を搭載。スロープ機能の設定/解除は、「スロープスイッチ機能」で瞬時に切替可能。重量162gの軽量設計。ジョルト(バイブレーション機能)で測定完了を瞬時に把握できる。

ピンシーカーツアーV4シフトジョルトのスペック

  • 製品名:ピンシーカーツアーV4シフトジョルト
  • 測定可能距離:5~1000ヤード
  • 測定精度:±1ヤード以内
  • 表示単位:1ヤード
  • レーザー:1クラスアイセーフレーザー
  • 機能:ジョルト機能、スロープスイッチ機能、スロープ機能、ピンシーカー機能(自動)
  • 望遠倍率/対物レンズ:5倍/20mm
  • レンズ:マルチコート(多層膜コーティング)
  • アイレリーフ:17mm
  • ひとみ径:4.0mm
  • 視度調整:±3°(ピント調整)
  • 液晶画面:多機能クリスタルLCD
  • サイズ/重量:43×104×76mm/162g
  • 電源:CR2リチウム乾電池1個(付属)
  • 付属品:専用ケース、レンズクロス、日本版取扱説明書、日本版保証書、シリアル番号日本正規登録済みタグ(本体貼付)、純正品検査証、コンタクトカード、キャンペーン応募ハガキ、オリジナルアメニティ、CR2リチウム乾電池、化粧箱(正規品タグ貼付)※付属品は予告なく変更の場合あり。
  • 小売本体価格:オープン価格

Impression|インプレッション

ターゲットや数字が見やすい「ピンシーカープロXEジョルト」、軽量で扱いやすい「ピンシーカーツアーV4シフトジョルト」

ブッシュネルの最新モデルである「ピンシーカープロXEジョルト」と「ピンシーカーツアーV4シフトジョルト」を比べてまず感じるのは、やはり「ピンシーカープロXEジョルト」の一回り大きなボディサイズ。だが、実際に手に持って使ってみると、最初こそその大きさ、重さを感じるがそれもすぐに慣れ、1ラウンドで使ってみても特段苦になるようなことはなかった。とはいえ「ピンシーカーツアーV4シフトジョルト」の軽量さと持ちやすさは魅力的なのも事実。使用時以外はケースに入れてベルトに装着するようならば、こちらのほうが違和感がなくていいと思う人もいることだろう。

そして、実際に使用してみると、やはりその使い勝手には差違がある。その違いの大きな点は、計測する際のターゲットや数字などのデータの見え方ではないだろうか。「ピンシーカープロXEジョルト」は、望遠倍率:7倍・対物レンズ:25mmとなっており、望遠倍率:5倍・対物レンズ:20mmの「ピンシーカーツアーV4シフトジョルト」に比べると、対象物が倍率の分だけ大きくレンズの大きさの分だけ明るく見える。例えば、ピンフラッグなどでは、同じ距離では「ピンシーカープロXEジョルト」のほうが大きく見え、ターゲットマークに細いピンフラッグを合わせやすい。これだけ大きく見えればピントを合わせることはそれほど難しくはないだろう。また、ターゲットマークや文字データなどの表示色も「ピンシーカープロXEジョルト」は赤、「ピンシーカーツアーV4シフトジョルト」は黒となる。天候や周辺の色によってデータ等の見えやすさは変わるので、一概には言えないが、今回テストしてみた曇りや雨などの際は「ピンシーカープロXEジョルト」の赤色表示のほうがデータは見えやすかった。

両機種とも実測距離に加えて、勾配などを加味して「打つべき推奨距離」を表示してくれる勾配計算(スロープ機能)を搭載しているので、打ち上げや打ち下ろしなどでの番手選びや打つ力加減の参考になるだろう。加えて「ピンシーカープロXEジョルト」は、勾配だけではなく気温や高度も加味したデータを提供してくれる「エレメント機能」も搭載している。今回はその効果を体感するまではいかなかったが、夏と冬など気温の違いや、海岸沿いなど高度の低いコースと標高の高いコースなどの気圧の違いによるデータの補正で、いつでもより正確に打つべき距離を教えてくれるのは有り難い。

また両機種とも、ピンなど細い目標物測定時にピンシーカー機能が作動した際、本体がビビッと振動し測定完了を瞬時に教えてくれるジョルト(バイブレーション)機能を搭載。「ピンシーカープロXEジョルト」は、さらに振動だけではなく、視界上にレッドリング発光して視覚的にも分かるようになっている。ちゃんと測定できているのか分からないまま、ずっとレーザー距離計を覗いているということがなくていい。

価格は、両機種ともオープン価格となっている。ネットショッピングサイトなどを覗いてみると、「ピンシーカープロXEジョルト」は74,800円ほど、「ピンシーカーツアーV4シフトジョルト」は56,100円ほどが現在の相場のよう。確かに性能だけを見ると、やはり上位機種たる「ピンシーカープロXEジョルト」が上回っているが、持ちやすさなどは「ピンシーカーツアーV4シフトジョルト」に分があるように思える。その価格差を考えた場合、自分がどのくらいの機能を求めるか、何を優先するかによってどちらを選ぶかは変わってくるだろう。「自分だったら……」と考えてみたが、「すぐには答えが出せそうもないのでじっくり考えたい」というのが本音だった。

「ピンシーカープロXEジョルト」の「実測のみ・スロープ機能距離計測」の切り替えは、左側面のBマークを左右にスライドさせる。
「ピンシーカーツアーV4シフトジョルト」の「実測のみ・スロープ機能距離計測」の切り替えは、左側面の「TOUR V4」パネルを上下にスライドさせる。

【問い合わせ先】
阪神交易
フリーダイヤル:0120-804058
ウェブサイト:http://www.bushnellgolf.jp/