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ゴルフ90切り|アプローチショットの打ち方【基本と応用】 PART2(5/7)

30ヤードからの状況別アプローチ|私のキホン

2019/11/07 ゴルフサプリ編集部

アプローチの中でもグリーン周りではなんとなくチョコン打ちで寄せられて、90ヤード残ったら58度のフルショットで簡単にオンできちゃうイメージ。しかし、30ヤードは意外にも加減が難しくて方向性もバラバラになりがち。
そんな30ヤードをキーワードに今回は超ラフからのキホンを野澤真央がレッスン!

▼状況
ピンまで30ヤード
深めのラフから

野澤真央|芝に負けないでヘッドを振りぬくために“さーん”で体の回転を使って打つ!が私のキホン

リズムを唱えるとインパクトに向かってヘッドが減速しないだけでなく打ち急ぎも防げる

強めに振ることを恐れないでしっかりインパクトする

ラフは状況によって抵抗が変わるので、単純に「この距離だからここまで振る」と決められません。私の場合は弾道をイメージして素振りをし、振る強さを決めます。素振りで芝の抵抗を感じ、それに見合った強さで振るようにするわけです。そのため体が回転しやすいようにアドレスで、スタンス幅を狭くしています。

一番いけないのはインパクトがゆるむことなので、素振りと同じスイングで打つことが絶対条件。ゆるむ時は必ずリズムが遅くなりますから、心の中でリズムを唱えながら振っています。アマチュアの方は打ち急ぐことも多いですが、リズムを唱えればこれも防げると思います。

《グリップ》

5センチほど余らせて芝の抵抗を減らす

《アドレス》ボールは真ん中、足幅の狭いオープンスタンスで構える

ボールの位置は左右センター。体の回転で打てるようスタンスを狭める。ややオープンに立つと振り抜きやすくなる。

野澤真央|超ラフからの30ヤードに58度を使う理由

芝の抵抗が少ないので58度を使い続けています

58度を使うのは、ずっとこれで練習してきたから。ロフトが大きいほうが芝の抵抗が少ないので深いラフでも対応できます。ヘッドが重い分、走ってくれるのでインパクトがゆるまないのもメリットです。

「インパクトがゆるみづらいんです」

野澤真央(愛知製鋼)
1997年3月11日生まれ。愛知県出身。2017年にステップ・アップ・ツアーで3勝。今季はQTからの参戦もリランキングで浮上。シード獲得に向かって邁進中。

30ヤードからの状況別アプローチ|私のキホン
平らなライからの30ヤード(1/2)|勝みなみ
平らなライからの30ヤード(2/2)|勝みなみ
左足下がりの30ヤード|山内日菜子
超ラフからの30ヤード|野澤真央
バンカー越えの30ヤード|丹 萌乃
バンカーからの30ヤード|臼井麗華

イラスト/庄司 猛
取材トーナメント/NEC軽井沢72ゴルフトーナメント ゴルフ5レディス プロゴルフトーナメント

GOLF TODAY本誌 No.569 34~47ページより