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アメリカでもミズノは大人気!世界戦略モデルの投入でブースは大賑わい

ゴルフリサーチャーTASKのPGAショーレポート【ミズノST200】

2020/01/28 ゴルフトゥデイ 編集部

2020年1月22日〜24日の日程で開催されたPGAショー(PGA 2020 Merchandise Show)の様子を、国際金融マンからゴルフリサーチャーに転身したTASK(タスク)がレポート。大賑わいだったというミズノ・ブースの様子を伝える。

「Tour Ready World Ready」。世界戦略に向けて、ギアをひとつ上げたミズノ

PGAショー(PGA 2020 Merchandise Show)で、日本勢としてはダンロップのブースに引けをとらず集客していたミズノ。その「Mizono Pro 120」を筆頭とするアイアンの美しさは日本人でなくても惹かれてしまうのだろう。展示ブースに来客した人のほとんどが、その美しいアイアンを手に取り、しげしげと眺める姿には誇りすら覚える。そのミズノのブースで世界同時に発表、大々的に展示されたのが新ドライバー「ST200」シリーズだった。

まず、ブースに来客するアメリカ人に話を聞き、相当の確率でミズノを使用した経験がないことに驚かされた。それは2019年の「ホンダクラシック」で「ST190ドライバーで優勝したキース・ミッチェル(Keith Mitchell)が契約プロでなかったことにも通じている。逆に言えば、これだけアメリカ人に浸透しつつあるのにもかかわらず、今ひとつマーケットに存在を感じさせないのは、若干後手に回った感があるブランド戦略にあったのかもしれない。

キース・ミッチェルが使用し、20年ぶりにツアーで優勝したミズノのドライバー。ケースに保管されて展示されるほど特別なことだったことは、言うまでもない。

しかし、ここにきて「Tour Ready World Ready」というキャッチフレーズで一気に世界戦略のギアを一つあげたミズノ。つまり、契約したプロにきっちりツアーで勝ってもらい、これまで若干複雑だったモデルを世界統一化する戦略を展開するようだ。そのフラッグシップとして「ST200」は会場でも大変な注目を浴びていた。アイアンメーカーと目されるミズノが、ウッド系の「ST200」でそのメッセージを送ることには意義があると感じる。

ミズノのブースではひっきりなしにスタッフから声がかかる。
「昨年のキース(Keith)の優勝で、皆が目を覚ましたんだよ。契約プロじゃないのに勝ったからね。しかも、キース以前にミズノのドライバーで優勝したのはビジェイ(Vijay)の20年前だからさ!」

アメリカで販売されるのは、「ST200 / ST200G / ST200X」の3種類。
「ST200」は軽量化のウエイトの大半を低重心化に使用。フェースの材質もしなやかなβリッチチタン合金に変更、ボール初速を上げている。
「ST200G」は、ウエイトトラックを持ち、弾道とスピンを最大限に調整可能にしている。「ST200X」は、どちらかといえば日本市場を意識したやさしとつかまりを確保したモデル。日本市場には「ST200G」の導入はされないようだ。

世界的スポーツメーカーであるミズノ。本来持つグローバルメーカーとしての力を発揮できれば、ゴルフ事業においても世界戦略を成功させることができるはず。引き続き今後の動向に注目していきたい。

ゴルフリサーチャーTASK ■プロフィール/国際金融マンからゴルフリサーチャーに転身。米国のゴルフサイエンス団体「Jacobs3D Golf」のアドバイザリーメンバーであり、日本におけるJacobs3Dアンバサダーでもある。「USGTF Teaching Professional」「TPI Certified」などの資格を持つ。

  • 「ST200」「S200X」は、すでに日本ツアーでもテストが開始されている。

  • こちらはハイブリッド。まだ情報が少ないが、こちらにも注目したい。

取材・写真:TASK
編集:角田柊二

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