1. TOP メニュー
  2. HOTニュース
  3. 新製品情報
  4. メルセデス・ベンツ G 350 d|最新ディーゼルは快適性もバツグン

メルセデス・ベンツ G 350 d|最新ディーゼルは快適性もバツグン

最上級に乗る|極致のクオリティを求めたクルマの味わい vol.04

2020/04/17 ゴルフサプリ編集部

ゴルフ場に乗っていくなら、こんな車がいい。そう思わせてくれる最高のクオリティを備えた“最上級のクルマ”たちをご紹介します。

心も体も万全なプレーを ステディな走りで支える 頼れる専属キャディ

スキー場をゲレンデと呼ぶが、これは山道などを指すドイツ語。1979年、メルセデスが発売したゲレンデヴァーゲンは、まさに「山道を走るクルマ」だ。初代のW460型は軍用も想定した質実剛健な実用車だが、89年登場のW463型は高級感も加え、93年にGクラスと改称されたあとも「ゲレンデ」の愛称で親しまれた。2018年登場の現行モデルが基本設計を刷新しても型式をW463のままとしたのはきわめて異例だが、偉大な先代に対する敬意の表れといえるだろう。

本格オフローダーはサスペンション可動域が大きく、ソフトな乗り味になりがちだが、Gクラスの走りは緊密にして重厚。高い視点と相まって、自信と安心感を持って巨体を操縦できる。試乗車は価格を抑えたディーゼルモデルだが、力強さもレスポンスも不足なし。しかも、自然なハンドリングと乗り心地は、ガソリンV8モデルより魅力的に思えたほどだ。

室内は静かで、質感は高級セダンに遜色なし。しかもセダンにはない、ドイツ語でゴルフ場を指すプラッツ(開けた土地)のような開放感も堪能できる。快適な走りで道中にコース戦略を練れそうな余裕さえ与えてくれる、優秀なキャディのように頼れる一台だ。

肌触りもホールド性も良好なレザーシートは、前後ともシートヒーターを標準装備。AMGライン仕様では、黒いレザーに赤いステッチが入り、シートベルトもスポーティなレッドとなる。
荷室容量は667〜1941ℓ。左右にホイールハウスが張り出すので、フルサイズのキャディバッグは横積みが難しく、座面跳ね上げ+背もたれ前倒しの後席フォールドを使うことになる。
  • Sクラスにも積まれるメルセデスの最新ディーゼルであるOM656。走り出しからレスポンスに優れ、全域でペダル操作に遅れることのない加速は、ディーゼルであることを忘れさせる。

  • 走行モードはコンフォート/エコ/スポーツ/インディヴィジュアルと、悪路用のGモード。センターコンソールのスイッチで選択すると、12・3インチのディスプレイに表示される。

SPECIFICATIONS MERCEDES-BENZ G 350 d

■ボディサイズ(㎜):全長4660×全幅1985×全高1975
■ホイールベース(㎜):2890
■車両重量(㎏)[サンルーフ・AMGライン装着車]:2460[2500]
■エンジン:直列6気筒 DOHC ターボディーゼル
■総排気量(cc):2924
■最高出力:210kw(286ps)/3400-4600rpm
■最大トルク:600Nm(61.2kgm)/1200-3200rpm
■駆動方式:4WD
■トランスミッション:電子制御式9速AT
■車両本体価格:1192万円・税込み

文/高橋 アキラ
撮影協力/グレートアイランド倶楽部

GOLF TODAY本誌 No.574 156〜157ページより


<最上級に乗る>シリーズ

 vol.3(前回)を読む vol.5(次回)を読む

【最上級に乗る】シリーズ一覧
vol.01:JAGUAR F-PACE SVR
vol.02:BMW M850i xDrive Gran Coupe
vol.03:Bアウディ A8 55 TFSI クワトロ
vol.04:メルセデス・ベンツ G 350 d|最新ディーゼルは快適性もバツグン
vol.05:ポルシェ マカンS|鋭いプレー感覚を研ぎ澄ますクルマ
vol.06:レクサス LS500 F スポーツ|ブレないリズムは明鏡止水の境地
vol.07:アロファロメオ STELVIO 2.2 TURBO DISEL Q4 SPORT PAKAGE|ギンギラギンにさりげなく
vol.08:
SPECIFICATIONS DS 7 CROSSBACK GRAND CHIC|自分の世界がある
vol.09:SPECIFICATIONS DS 7 CROSSBACK GRAND CHIC|アートに目覚めた優等生