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「いまどきツアーをデータ斬り!」国内外のゴルフツアーをあらゆるデータで一刀両断 Vol.47

2020/10/11 ゴルフサプリ 編集部

若手実力派のザンダー・シャウフェレが全米オープンである快挙を達成していた。球聖と称された、あのボビー・ジョーンズ以来という歴史的な出来事である。それは果たして何か?

26歳シャフフェレが、全米オープンで歴史的記録をマーク!

今年の全米オープンはデシャンボーの派手な優勝が話題となったが、その陰でシャウフェレが密かに記録をつくっていた。シャウフェレの順位は5位。初めて全米オープンに出場した2017年から4年連続でトップ10入りを果たしたのである。

全米オープンで4年連続トップ10入りは第二次世界大戦後では13例目。その中には7年連続(1950〜56年)のベン・ホーガンや6年連続(1977〜82年)のジャック・ニクラスらレジェンドの名が並んでいる。最近ではタイガー・ウッズ(2007〜10年)やジェイソン・デイ(2013〜16年)が4年連続トップ10を達成している。

PGATOUR.COMより

戦後75年で13例だから価値は高い。この中に入っただけでも十分にすごいことなのだが、シャウフェレの場合は「大会初出場から」という要素が加わっている。こうなると、何と戦後では誰もいなかった。つまり、シャウフェレが初めてなのである。

戦前にまで枠を広げて調べると、最後に「初出場から4年連続でトップ10」を達成したのはボビー・ジョーンズだった。ジョーンズは初出場の1920年に8位に入ると、5位、2位と順位を上げ、1923年に優勝で4年連続トップ10入り。その後も2位、2位、優勝と初出場から7年続けてトップ10入りを成し遂げている。これはもう100年近く前の出来事。シャウフェレは果てしなく長い歳月を経てジョーンズ以来という歴史的快挙を達成したのである。

PGATOUR.COMより

シャウフェレは下部ツアーを経て2016〜17シーズンから米ツアーに参戦。これまで4勝しており、その中にはツアー選手権(2017年)やWGC−HSBCチャンピオンズ(2018年)などビッグトーナメントがある。メジャーでは優勝こそないが、全米オープン以外でも安定感は抜群。これまで通算13試合に出場し、半数以上の7試合でトップ10に入っているのだ。うち2位が2回。2018年の全英オープンでは2打差、2019年マスターズでは1打差で惜しくもタイトルに届かなかったが、優勝争いの経験も十分に積んでいる。デシャンボーやジョータン・スピース、ジャスティン・トーマスという同じ1993年生まれのメジャーチャンピオンに続く日は、そう遠くないはずだ。

シャウフェレの全米オープン成績

順位 スコア
2017 5位 −10
2018 6位 +6
2019 3位 −7
2020 5位 +4


文・宮井善一
1965年生まれ。和歌山県出身。スポーツニッポン新聞社でゴルフ記者を8年間務め、2004年にフリーのゴルフライターとして独立。ゴルフ誌などに執筆のほか日本プロゴルフ殿堂オフィシャルライターとして活動している。元世界ゴルフ殿堂選考委員。

撮影トーナメント/2019セントリートーナメント
撮影/田辺安啓



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