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コロナ禍のドーナツ化現象で中古ゴルフショップの郊外店が売上げ増!

中古クラブ売買の裏ワザ教えます!! Vol.06

2021/02/01 ゴルフサプリ編集部

中古クラブの世界で30年! 中古クラブに関する知識において、レジェンドと呼ばれる中山功一氏が中古クラブの得する扱い方を伝授します。

GOLF TODAY本誌 No.584/70ページより

中山功一
なかやま・こういち
かつてはフェスティバルゴルフでゼネラルマネジャーを務めるなど、中古クラブ業界に携わって約30年。ゴルフ雑誌での連載、中古ゴルフクラブ関連の著書も多数。テレビ東京系列「なんでも鑑定団」にも鑑定士として出演。

ゴルフを始める人が激増!? 初心者用セットが大人気アイテムに

すでに多くのメディアでも報じられているとおり、ゴルフはコロナ禍でもリスクの少ないスポーツとして注目を集め、新規ゴルファーが増えています。その結果、ゴルフ場もゴルフ練習場もゴルフショップも売り上げ好調だという声が聞かれています。

もちろん中古ショップも全体的に盛況なのですが、中古市場では新しいトレンドが生まれつつあります。大手ゴルフショップに取材すると、郊外店では2、3割売り上げが伸びているのですが、都心のショップでは逆に売り上げが落ちるドーナツ化現象が起きているのです。その理由は、大企業ほどテレワークや自粛を推奨していて都心から人が減っている。コロナ以前であれば昼休みや仕事帰りに中古ショップに立ち寄っていたお客さんが大幅に減ったそうです。

逆に郊外店は、平日の夕方でもテレワークを終えて地元のお店に遊びにくる人が多く、土日でも都心に行かなくなったお客さんが来て、それで売り上げが伸びているようです。

クラブで言えば初心者向けのエントリーセットが一気に売り上げを伸ばして、新しい人気アイテムになっています。郊外店ほど売り場面積が広いので、キャディバッグ付きのエントリーセットがたくさん並んでいる。そのことも売り上げアップに貢献していると思います。今後も大手の中古ショップは都心ではなくて、郊外への出店計画を進めるそうです。そうなるとドーナツ化現象は一時的なトレンドではなく、時代の流れとして定着しそうな予感もします。

元々、郊外店は都心のショップよりも試打スペースや計測器なども充実していた。その上、お客さんが増えたことで最新クラブの品揃えも充実してればメリットは大きいと思います。

コロナ以前から取り組んでいるゴルフパートナーの「はじめてのごるふくらぶプロジェクト」では15万人以上の新規ゴルファーを生み出してゴルフ界に貢献。

裏ワザ〈郊外店編〉

●都心より売り場面積が広くて、商品が見やすい
●クラブを売るお客さんも増えて品揃えが豊富
●郊外店ほど試打スペースが充実している

中山功一セレクト

今月のオススメ中古No.1

〈APEXアイアン〉キャロウェイゴルフ
『APEX』は最新性能がつまっているので高価な価格帯でしたが、マークダウンされたことで一気にリーズナブルになりました。ここ数年のキャロウェイのアイアンは完成度が高くて、『エピック』はすごい飛ぶし、『Xフォージド』はアスリートから好評。その中で『APEX』は、『エピック』と『Xフォージド』の中間で飛びと、操作性、顔、打感のバランスが良く、とてもターゲット層が広いアイアンです。


イラスト/庄司 猛


中古クラブ売買の裏ワザ教えます!!

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