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飛ばしたいならインパクトまで前傾角度を徹底キープ!!

三塚優子がレクチャーする「ドライバーの飛ばしテク」VOL.7

2020/11/01 ゴルフサプリ 編集部

2011年の日本女子プロなどツアー通算4勝。屈指のロングヒッターとしても知られた三塚優子がドライバーの飛ばしのテクニックを親切レッスン。飛距離が出なくて悩んでいるゴルファーにとって最高のクスリとなること請け合いだ。第7回はインパクトの重要ポイントを教えてもらおう。

三塚優子
みつか・ゆうこ/1984年9月21日生まれ、茨城県出身。172センチ。埼玉栄高校ゴルフ部を経て2007年プロ転向。11年の日本女子プロなど通算4勝。現在は水戸市の『東野ジャンボゴルフレンジ』で多くのアマチュアゴルファーを指導している。

お腹に力をためておけば前傾角度をキープでき、ミート率がアップ!

インパクトは通過点と考えて、前傾角度を変えないことに気を配ろう

インパクトにおけるボールとフェース面の接触距離はわずか1〜2センチ、時間にして2500分の1秒といわれています。このインパクトの瞬間で球筋がすべて決まってしまうのです。といってもインパクトは作ろうとしても作れるものではないですし、インパクトを意識しすぎるのもよくないと思います。インパクトは「通過点」と考えて、ボールをしっかり打ち抜くのがいいでしょう。「ヒット」ではなく「スルー」という感覚です。

インパクトで大事なのは、アドレスの前傾角度をキープすること。私はミート率をとくに重視しているので、インパクトまで前傾角度が絶対に変わらないように気を配っています。私の場合、バックスイングでお腹を右に回し、切り返しでもお腹から戻していくイメージを大切にしていますが、お腹を意識することで前傾角度をキープしやすくなります。アドレスでおヘソの辺りに力を溜めておき、おヘソを回転するんです。そうすればカラダの中心から力が抜けませんから、しっかりした軸回転ができてインパクトの正確性が格段にアップします。

お腹が緩むとダウンスイングでカラダが早く開き、インパクトで上体が伸び上がってしまいます。インパクトでカラダが起き上がってしまう人がとても多いのですが、これは腕や手ばかりに力が入って、お腹が緩むからです。

ところで、「ヘッドアップしてはダメ」とよくいいますよね。確かにインパクト前に顔が早く目標方向を向くとカラダの全体が開いたり、上体が起きたりしやすいので注意が必要です。でも、ヘッドアップの意味を誤解しないこと。ヘッドアップは「頭が上がる」ことであって、顔が早く目標方向を向くのは間違いではないんです。

昔、アニカ・ソレンスタムというスウェーデン出身の選手が米女子ツアーの第一人者として活躍しましたけど、ソレンスタムはインパクト前から顔が目標方向を向いているのが特徴でした。でも、前傾角度はまったく変わっていなかったのです。ソレンスタムのように顔が早く目標を向く選手は案外多くて、インパクト以降でカラダをスムーズに回し続けるには顔を下に向けたままにしないほうが合理的ともいえます。ボールをしっかり見ようとして頭を残していても、頭が上がって前傾角度が変わってしまうのがダメなのです。

トップで飛ばしのパワーをためても、ダウンスイングでお腹が緩んではカラダが早く開いてしまう。上体も起きてしまいやすい。
お腹に力をためて、お腹を回転させる意識を持ってスイングするのが大切なポイント。
インパクトでお腹が緩まなければカラダの真正面でボールをとらえられて飛距離がアップする。
アドレスの前傾角度をトップからインパクトまでしっかりキープしよう。
前傾角度が変わらなければ顔が早く目標を向いてもOK。ただしカラダが早く開かないように注意。
インパクトでボールをしっかり見ていても、上体が起きてはいけない。これがヘッドアップだ。

右目でボールを見れば「ヘッド・ビハインド・ボール」を体現できる

インパクトでもう一つ大事なのは、「ヘッド・ビハインド・ボール」です。頭をボールの後ろ側にキープしてインパクトするという意味ですが、これを体現するにはアドレスが重要なポイント。ドライバーショットではボールを左カカト内側の前にセットするのが基本だということはご存知ですよね。頭はスタンスの中央で、さらにクラブを構えたときに右手を左手よりも下にして握りますから、やや右肩下がりの構えとなります。そうするとボールをやや斜め後方がボールを見るような体勢となるのが自然です。実をいうと私は右目でボールの右側の上半分を見るようにしているんですよ。

アドレスの段階でヘッド・ビハインド・ボールの形を作っておき、アドレスの目線をスイング中もキープ。これがインパクトでもヘッド・ビハインド・ボールを再現しやすくするコツです。「インパクトはアドレスの再現」といわれるくらいですから、どういうインパクトをしたいかという形をアドレで作っておきましょう。ボールを両目で見ようとするとボールを上からのぞき込むようなアドレスになりがちです。最初から頭が左側にずれていたらインパクトでカラダが突っ込みやすく、ヘッド・ビハインド・ボールの法則が崩れてしまいます。アドレスの前傾角度が保てなくなり、ミート率が著しく低下して様々なミスショットが生じます。右目でボールを見る感覚を大事にしてくださいね。

「ヘッド・ビハインド・ボール」はボールを右目で見るのがコツ。
ボールの右側の上半分を見ると目線をキープしやすい。
どういうインパクトをしたいかをイメージしてアドレスを作ろう。
ボールを上から覗き込むように構えると、インパクトで頭がボールの先に出てしまいやすい。

最後に動画でチェック!

お腹に力をためて、頭をボールの後方にキープ


取材・文・写真/三代 崇
協力/サザンヤードカントリークラブ


三塚優子がレクチャーする「ドライバーの飛ばしテク」

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【シリーズ一覧】
VOL.1:左手小指側の3本が緩まないようにクラブを短く持つことが重要です!
VOL.2:アゴを上げて高く構えれば、飛ばせるアドレスが作れる!
VOL.3:飛ばしたいならテークバックは「おヘソの回転」で始動!
VOL.4:飛ばしたいなら、体重移動は使わずおヘソを回してテークバック!!
VOL.5:もっと飛ばしたいなら、トップの位置を安定させるべし!!
VOL.6:切り返しでは体重を左足内側の母趾球に乗せよう!
VOL.7:飛ばしたいならインパクトまで前傾角度を徹底キープ!!
VOL.8:ハンマー投げのようなフォロースルーがビッグドライブのお手本!!
VOL.9:フィニッシュは左足だけでも立つ! これなら安定して飛ばせる!!
VOL.10:カラダが柔軟な人は「一軸」、カラダが硬い人は「ニ軸」が飛ばしのカギ。
VOL.11:フェースターンは手の動作ではない! 下半身の動きが最大の肝!!

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