1. TOP メニュー
  2. テクニックに効く
  3. 飛距離
  4. カラダが柔軟な人は「一軸」、カラダが硬い人は「ニ軸」が飛ばしのカギ

カラダが柔軟な人は「一軸」、カラダが硬い人は「ニ軸」が飛ばしのカギ

三塚優子がレクチャーする「ドライバーの飛ばしテク」VOL.10

2020/11/22 ゴルフサプリ 編集部

2011年の日本女子プロなどツアー通算4勝。屈指のロングヒッターとしても知られた三塚優子がドライバーの飛ばしのテクニックを親切レッスン。飛距離が出なくて悩んでいるゴルファーにとって最高のクスリとなること請け合いだ。第10回は「体重移動を使って飛ばす」ことの正しい考え方を教えてもらった。

三塚優子
みつか・ゆうこ/1984年9月21日生まれ、茨城県出身。172センチ。埼玉栄高校ゴルフ部を経て2007年プロ転向。11年の日本女子プロなど通算4勝。現在は水戸市の『東野ジャンボゴルフレンジ』で多くのアマチュアゴルファーを指導している。

軸をキープするか、カラダの回転を促すかで、体重移動の使い方や軸回転のイメージが変わる

一軸スイングはお腹を左右に回すだけで重心が自然に移動するという考え方

ドライバーの飛距離アップには、体重移動が欠かせません。バックスイングでは右足に体重が乗って、ダウンスイング以降は体重が左足に乗ってフィニッシュまでカラダをしっかり回転させるのが基本の動き。スイング中の体重移動はカラダの回転をスムーズにし、腕を速く振ってヘッドスピードを上げるためのパワーの源です。バックスイングで体重が右足に乗らないとパワーが溜まりませんし、ダウンスイング以降で体重が左足に乗らず、ヘッドスピードだって上がりません。

ところで体重移動って、カラダの軸回転と大きく関係しているんですね。飛ばしの軸回転には「一軸」と「ニ軸」があって、それぞれカラダの回転のイメージとか、体重移動の感覚が変わってきます。左右の体重移動をなるべく使わないのが一軸のスイングで、体重移動を積極的に使うのは二軸のスイング。

私の場合は、基本的に一軸のスイングです。バックスイングでは頭をアドレスの位置にキープし、お腹を右に回すイメージで上体を深く捻転します。アドレスでお腹に力を溜めておき、バックスイングでお腹が右側に動けば意識して体重を右足に乗せなくても、カラダの重心が勝手に右足に多く乗ってくるという感覚です。カラダが回転しやすいように右目でボールの右半分を見るように構えて、アドレスの目線をキープしてバックスイングするのも私なりの工夫です。

一軸のスイングはアドレスのカラダの中心軸に対して、お腹を左右に回転するだけのイメージ。フィニッシュではお腹が目標方向を指し、左足だけでも立てるような体勢となります。一軸スイングのいいところは軸の左右のブレがなく、ミート率が上がりやすいこと。私が今でも270ヤード飛ばせるのは体重移動を必要以上に使わず、ミート率を常に重視しているからなんです。私の感覚では体重移動というよりも、自然な重心移動にまかせてスイングするだけ。カラダの柔らかい人はスイング中にカラダを左右に揺さぶらなくてもスムーズに回転できるので、一軸スイングが絶対オススメです。

回転軸のイメージは一軸とニ軸がある。それによって体重移動の使い方や回転イメージが異なる。
一軸スイングはカラダの回転軸をアドレスの位置にキープする。
バックスイングでお腹を右に回せば、カラダの重心が自然と右足に乗ってくる。
右目でボールの右半分を見るようにすればバックスイングがスムーズになる。
一軸スイングは右足に体重を乗せる意識がないから、トップでも頭の位置が変わらない。
ミート率が上がりやすいのが一軸スイングの一番のメリットだ。
フィニッシュでお腹が目標を指せば、重心も自然に左足に乗ってくるという考え方だ。

カラダが硬くなったと感じる人は、ニ軸スイングで体重移動を大きく使おう

頭をアドレスの位置で止めたままではカラダが思うように回らない。おヘソを回すイメージだけだと一軸のスイングができない。体重移動を使ってもっと飛ばしたい。そういった方々には、ニ軸スイングが合っていると思います。バックスイングでは頭を少し右に動かしながら、上体を深く捻転しましょう。注意したいのは右ヒザや腰が流れないようにすること。頭が多少右に動くのは構いませんが、右ヒザや腰が流れては体重を逃がしてしまうことになり、飛ばしのパワーが溜まりません。一軸もニ軸もスタンスの幅の中でカラダを回転する大原則は一緒です。右ヒザをアドレスの位置にキープしてバックスイングしましょう。

一軸スイングの場合、切り返しでお腹から先に戻すイメージで重心が左足へと移動しますが、ニ軸スイングでは切り返しで体重を左足にしっかりと乗せる感覚となります。当然、頭も目標側へと動くのですが、上体が突っ込んでしまうのはNGです。頭が左足よりも外に出ない範囲で体重移動を使ってクラブを大きく振り抜き、左足体重のフィニッシュを作りましょう。スタンス幅の中で左右の体重移動を使う分には全然OK。

バックスイングで手上げになりやすくて捻転が不足しやすい人もニ軸スイングが適していますし、左右の体重移動をスムーズにするためにも、バックスイングで左カカトを少し浮かせて、左カカトのヒールダウンでクラブを振り下ろすようにするのもいい方法です。ただし、ニ軸スイングは一軸スイングよりも大きなパワーは生まれても、ミート率がやや落ちることを理解してください。どちらを選択するかは、あなた次第です。

ニ軸スイングは体重を右足に乗せていくイメージ。ただし、右ヒザや腰が右に流れないように注意しよう。
体重を左足にしっかり乗せてダウンスイング。左右の体重移動を使うことで大きなパワーが生まれる。
バックスイングでカラダが思うように回らず、手上げになりやすい人はニ軸スイングがオススメ。
バックスイングで右ヒザや腰が流れると、体重を逃がしてしまうことになる。
ニ軸スイングはダウンスイングで上体が突っ込みやすい点にも注意が必要だ。

最後に動画でチェック!

ミート率を重視したいなら一軸スイング。カラダが回りにくい人は体重移動を大きく使うニ軸スイングがいい


取材・文・写真/三代 崇
協力/サザンヤードカントリークラブ


三塚優子がレクチャーする「ドライバーの飛ばしテク」

 前回へ 次回へ

【シリーズ一覧】
VOL.1:左手小指側の3本が緩まないようにクラブを短く持つことが重要です!
VOL.2:アゴを上げて高く構えれば、飛ばせるアドレスが作れる!
VOL.3:飛ばしたいならテークバックは「おヘソの回転」で始動!
VOL.4:飛ばしたいなら、体重移動は使わずおヘソを回してテークバック!!
VOL.5:もっと飛ばしたいなら、トップの位置を安定させるべし!!
VOL.6:切り返しでは体重を左足内側の母趾球に乗せよう!
VOL.7:飛ばしたいならインパクトまで前傾角度を徹底キープ!!
VOL.8:ハンマー投げのようなフォロースルーがビッグドライブのお手本!!
VOL.9:フィニッシュは左足だけでも立つ! これなら安定して飛ばせる!!
VOL.10:カラダが柔軟な人は「一軸」、カラダが硬い人は「ニ軸」が飛ばしのカギ。
VOL.11:フェースターンは手の動作ではない! 下半身の動きが最大の肝!!

関連記事