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体重移動ではなく回転で飛ばせば打球が安定します!

安田祐香が教える絶対に曲げない私の回転スイング LESSON01

2020/10/15 ゴルフサプリ 編集部

19歳の女子大生プロとしてデビューイヤーを迎えた安田祐香。黄金世代に続く活躍が期待されるミレニアム世代の中でもアマチュア時代の実績により、将来の賞金女王候補とも評価されている。決して体が大きいわけでも、パワーに恵まれているわけでもないが、先輩プロや解説者が高く評価する安田のスイングにはどんな秘密があるのか?

安田祐香
やすだ・ゆうか
●2000年12月24日生まれ。163cm。小学3年生で「坂田ジュニアゴルフ塾」に入門し、地元兵庫県のジュニア大会で活躍。17年の「日本女子アマ」を制し、19年には「アジアパシフィック女子アマ」で優勝。アマチュア時代から日本ツアーでは10試合連続予選通過などプロの舞台で活躍し、海外メジャーの「エビアン選手権」「AIG全英女子オープン」でも予選を通過。19年のプロテストに一発合格し、20年にプロデビュー。NEC所属。

回転スイングだと軸ブレもなく、リズムも安定する!

「小学生の頃から通っていた坂田塾では、回転を意識したスイングでゴルフを覚えました」(安田)

よくドライバーだとバックスイングで体重を右に乗せてから、ダウンスイングで左に体重を乗せるということを言われます。実際にツアープロでも体重移動をして打つ選手はいますが、私は体重移動をしているイメージは一切なくて、体の回転で打っている感覚です。だからスイングタイプとしては回転系だと思います。

アマチュアの皆さんは、軸が左右にブレてしまう人が多いと思いますが、左右の体重移動をしなくなれば、軸がブレません。その結果、打球方向も安定するようになると思います。

私は決してパワーがある方ではありませんが、回転のイメージで打つと手打ちになりにくいので飛距離も出るようになりました。アドレスからバックスイングに入るイメージとしては、手だけで振らないように、腕と体を一緒に回転させるようにしましょう!私も試合で疲れが出てきたときに、手打ちが出ちゃうので、とても気をつけて体を回すことを心がけています。

回転系のスイングをマスターできると、体重移動するよりもスイングリズムが一定になりやすい。そうするとプレッシャーのかかる場面や朝イチのティショットでも打ち急ぎのミスが減ると思います。

右のつま先を蹴ってインパクト前に腰を回す

体重移動ではなく、回転で打つためのポイントはどこにあるのか?安田祐香は2つの動きがカギになると語った。

トップではベタ足でも、インパクトではカカトが浮いている!

切り返し以降、右のツマ先を踏んでいって、右足のカカトを浮かせた姿勢でボールを打っている。
右のツマ先を踏むことでダウンスイングが下半身リードになって、腰を力強く回転できる。

アマチュアはフォローでツマ先立ちに

回転するためには、まずバックスイングでは右腰をしっかり回して、上半身を右側(目標方向と反対側)に向けること。回転スイングでは右腰は右側に横移動するというよりも、お尻側(後ろ)に回す感じです。

そこからダウンスイングになるときの動きが回転スイングで最もカギになります。体重移動のスイングでは左足を踏みこんで、左側に体重移動させながら打つと思いますが、そうするとスエーする可能性が高いです。回転で打つためには、まず右足のツマ先をしっかり踏み込んでください。そうすると、右のツマ先が支点になって、腰がスムーズに回っていきます。

アマチュアの方はフォローで右足がツマ先立ちになっている人が多いですが、それだとインパクト前に腰が回転できていません。ボールに力を伝えるためには、インパクト前に腰が回転していることがポイントです。タイミングとしては、ハーフウェイダウンでツマ先立ちになりながら、右腰を回していくのが最も理想的な回転スイングだと思います。この動きをマスターできればヘッドスピードも上がって飛距離を伸ばせます。

右腰が前に出過ぎないように注意!
「右腰を回すときでも、右腰がボールに近づきすぎると体が突っ込んでしまうので、アドレスの位置に腰を戻すようにしましょう」

「スイング中のポイントが沢山ありすぎると体が動きにくくなってしまうので、ポイントは1つに絞って練習しましょう」(安田)
インパクトの瞬間にはフェース面と同じように腰を目標方向を向くまで回転させること。

高いトップから頭を動かさなければ回転スピードがアップ

現役の女子プロゴルファーからも、安田祐香は「軸が安定している」と評される。その秘密について本人は頭の位置に秘密があると語る。

回転スイングだと軸ブレもなく、リズムも安定する!

右足が斜めの姿勢をキープすれば、頭は右に動かない

正直、あまりスイング中の軸は意識していません。軸を動かさないように意識すると、最も大切な腰を回転させることができなくなるからです。ただし、頭はなるべく動かさないようにしています。

バックスイングで頭が右に動くのは絶対にダメです!アドレスで右足は斜めになっていると思いますが、その右足が地面と垂直になってしまうと、頭が右に動いてしまいます。トップでも右足は斜めになっているようにしてください。

ダウンスイングでも頭が動くと、体が回転しにくくなってしまいます。切り返し以降は、頭の位置が少し右にあって、そこから動かないように体を回すと回転スピードが上がります。

頭の位置と、もう1つ大事なのが、切り返し直後にクラブを下に動かすこと。坂田塾では“沈み込む動き”を練習としてやりますが、しっかりクラブを下げることで体と腕が離れずに回転できるようになります。そうすれば手の力ではなく、体全体の力がボールに伝わります。

トップでも右ヒザが動いてない
スイング中の写真を見ても、右足は斜めになっていて、右ヒザがアドレスから動いていない。

手首の角度を変えないこと
「高いトップを作るときもヘッドがたれないようにしています。手首の角度が変わってヘッドが垂れるとタイミングが合わなくなります」

切り返しでは頭を右に残したままクラブを下ろし、下半身リードで腰が回転。右ヒジが体にくっついているので手打ちにならない。
頭は右に残したまま! ヒジを体につければ手打ちにならない
フォローでも頭の位置が右に残っているので、ヘッドが加速するように大きなフィニッシュにつながっている。

取材協力/小野東洋ゴルフ倶楽部

GOLF TODAY本誌 No.580 16〜21ページより


安田祐香が教える絶対に曲げない私の回転スイング

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【シリーズ一覧】
LESSON01 体重移動ではなく回転で飛ばせば打球が安定します!
LESSON02 アイアンのミスを劇的に減らすにはトップが大切!

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