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原英莉花に学ぶ力と技|才能が開花して日本女子オープン制覇!

解説は石井忍! 原英莉花のドライバーショット&アプローチを詳細解説

2020/12/14 ゴルフサプリ 編集部

女子ツアーでトップクラスの飛距離と、ジャンボ尾崎を彷彿させるアプローチテクニックを武器に日本女子オープンを制した原英莉花。その力(ドライバー)と技(アプローチ)からアマチュアが学ぶところは?

ゴルフトゥデイ本誌582号/105〜109ページより

原 英莉花
はら・えりか/1999年2月15日生まれ。神奈川県出身。高校時代からジャンボ尾崎に弟子入りし、18年のプロテストに合格。昨年はルーキーイヤーで初優勝を挙げて、今年は「日本女子オープン」で優勝。日本通運所属。

【ドライバー〜アドレス】ワイドスタンスでトップでも足が斜めだからパワーが溜まる

スタンスが広いとスエーしにくい!

原選手の特徴はスタンスが肩幅よりもやや広いこと。実はここに細身の体でもパワーを溜める秘密があります。スタンスが広いことでトップでも足が斜めになっています。

陸上競技のスタートを見ても、みんな後ろ足を斜めにしていますが、足は斜めになっていることで地面を蹴るのと同じタイミングで体を回しやすい。スタンスが狭いと右腰が右足の上まで来てしまうので、右足がほぼ直線になってしまう。

アマチュアだとトップで右足が一直線になってしまうため、ダウンスイングでは振り遅れになって体が回らないパターンが多いです。そんな人こそワイドスタンスはオススメです。

上半身が右足の真上はNG

スエーする癖がある人でも、ワイドスタンスにしていると上半身が足の幅内におさまっているのでセーフになる。上半身が右足の上にあるのはダメ。

【ドライバー〜インパクト】インパクトはハンドアップ! お尻を引いて回転力を上げる

手首を高くすることで 遠心力を妨げない

「インパクトはアドレスを再現させる」と言われますが、腕の角度に関しては間違いです。ヘッドの遠心力を妨げないインパクトを作るには、アドレスよりも5度から10度くらいハンドアップした姿勢が理想的。例外はあるが最近のトップ選手は、ハンドアップしたインパクトが多いです。

原選手のインパクトも手首の位置が高いので窮屈な姿勢にならず、腕をスピーディーに振れています。それと、インパクトでは左のお尻を後ろ(背中側)に引いているのも参考にしてほしいポイントです。

左のお尻が左方向に流れるのはNGで、原選手のように後ろに引くことで体の回転スピードがアップして、飛距離を伸ばせます。

【アプローチ】高い球も低い球も左手は、左ポケットの前

ミスヒットでもフェースがブレにくい

アプローチで最も真似して欲しいのはフィニッシュでの左手のポジションです。左手が左のポケットの前で止まっているのが素晴らしい。ここで手首が止まっていれば、腕と手首の角度も変わらないし、両肩と手首の三角形もキープできているので理想的なアプローチ軌道になります。

アマチュアだと左手の位置が体から離れてしまって左ポケットよりさらに左に引いてしまう人が多い。体から腕が離れると、どうしても手打ちになってしまいます。手打ちだとミスヒットしたときにフェースの角度がブレやすいので、方向性のズレが大きくなるんです。左手の位置が左ポケット前にくる軌道になっていれば、インパクトでも体でボールを捉えられるのでインパクトでの剛性が高い。だから、打点が少しズレても、フェース面がブレにくいのです。

それとアマチュアだと打球の高さを変えようとしたときに左手が上にきたり、下にきたりしやすいのですが、アプローチで高さを変えるときも左手のポジションは左ポケットの前をキープするのが基本です。写真の原選手は少し高めの出球で打っているヘッドポジションですが、出球を低くするときはフェースターンするのでヘッドが低い位置におさまるだけ。手首の位置は変えずにヘッドの位置だけを変えましょう。

高い球も低い球も 左手は、左ポケットの前。

極端に打ち込むとミスの原因になる!

左手首が左ポケットの前にあれば、右手首の角度も変わりにくい。無理に打ち込んだりする姿勢にならないので、アプローチの再現性が高くなる。

解説 石井忍
1974年8月27日生まれ。98年にプロ転向し、現在はツアープロからジュニアゴルファーまで幅広く指導。自身が主宰する「エースゴルフクラブ」を千葉、赤坂、神保町に展開する。

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