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スコア80台でラウンドするためのゴルフ学|メンタル&マネジメント VOL.25

2021/03/06 ゴルフサプリ 編集部

ゴルフに限らず何事も準備万端整えておくことが重要だ。スタート前のパット練習も然り。ところが事前に自分の距離感をつかんでいても心に迷いが生じるとミスパットが生じやすい。パットの距離感をマネジメントとメンタルの両面から学んでスコアロスを防ごう。

ゴルフトゥデイ本誌585号/90〜91ページより

【マネジメント編】スタート前はロングパットの練習で感覚を覚醒させておきましょう

自分の感覚を呼び覚ますには長いパットが最適

スタート前の準備で何が一番大切かといえば、ロングパットの練習に尽きます。パットの練習というよりも、その日のラウンドに備えての下準備と考えてください。練習場でボールを打つ時間がないのなら素振りでカラダを十分にほぐしておいて、あとは練習場で長いパットの距離感を合わせる練習を多めにしておきましょう。

その日のグリーンの速さがわからないままでスタートすると、3パットや4パットを繰り返してしまうことになります。10メートルくらいのファーストパットがカップに寄らず、次のパットも外してしまう確率が高くなり、グリーン上の大叩きが生じやすいのです。

スコアメイクのカギはパットにあることを忘れてはいけません。ロングパットの練習は10メートルくらいを基準と考えてください。重要なのは自分の感覚を呼び覚ますこと。スタート前はまだ感覚が完全に起きていない状態です。そこで10メートル先の目標物を目で見て、目で感じたままにストロークしましょう。カップを狙ってもいいですし、ペットボトルを置いて練習するのもOK。できれば上りと下りのラインを行ったり来たりしながら打つのがベストです。

「あそこの近くに寄せよう」と感覚を働かせて、ボールが転がるスピードをイメージしながらパターを振るのです。ロングパットはアプローチ感覚で打ちますから、10メートルのパットなら1メートル圏内に寄れば合格です。打つ前に右手でボールを持ち、下手投げで転がしてみるのもいいと思います。

どのくらいの振り幅で振ればいいかな、などと頭で考えてはいけません。距離感とは感覚に頼るものですから、最初にロングパットの練習で感覚をしっかり覚醒させておくこと。

これがアプローチやアイアンショットなどの距離感合わせにもつながるのです。

その日のグリーンの速さをチェックしておく作業は必須。準備不足のままスタートしては、ロングパットだけでなくアプローチの距離感も合いにくい。

丑年にちなんで……。年女ではありませんよ(笑)

伊能恵子
(いのう・けいこ)
千葉県出身。男女ツアープロをサポートするプロキャディの第一人者。現在は主に片岡大育のキャディをつとめる一方、リンパセラピストとしても活躍中。

【メンタル編】「パットでオーバーしたり、ショートしたりするのはナゼ?」

奥も手前もイヤと思ってばかりでは結果が伴わない

この質問は私の知り合いのアマチュアゴルファーから受けたもので、具体的には「強気で攻めるとオーバーしてしまう。でも安全策でいくと手前にショートするのはどうして?」ということです。この話を聞いて、「強気と安全策で随分タッチが変わるんだな」と思いましたが、これって実はメンタルが大きく関係しているのです。

カップを2メートルくらいオーバーさせるタッチで打つ。あるいは最後のひと転がりでカップの手前から入れるジャストタッチで打つ。タッチでラインを薄く読んだり厚く読んだりする技術も大事ですが、心の持ちようで結果がかなり変わります。

アイアンのクラブ番手を例にあげて考えてみましょう。ギリギリのクラブを持っていて、それで届かせようと思うのと、手前の花道でもいいやと思うのとでは全然違います。本当は持ったクラブ以上のことをする必要なんてないわけです。

このクラブでオーバーしたら仕方ないとか、ショートしたら仕方ないといった割り切りが大事なのに、「オーバーもいやだ、ショートもいやだ」なんて思うから結果が伴わないのです。

グリーンの手前に池があって、池が怖いから大きめのクラブを持ちました。でもピンをオーバーするのも避けたい。そんなときにインパクトがつい緩んで、手前の池に打ち込んでしまいがち。池がイヤで大きめのクラブを持ったなら、ピンをオーバーするのは許容範囲です。優先順位というものがあって、手前の池は絶対に避けたい。本当は奥にいくのもイヤだけど、池を避けるには奥でも仕方ない。そう決めて打つことが重要です。

パットの話に戻しましょう。強めに打ちたいなら、「カップを外してオーバーしてもOK」。3パットを避けたいためにジャストタッチで打つのであれば、「少し手前にショートしてもOK」。そんな具合に決め打ちすることで心の迷いを払拭でき、ミスが減ってきます。

A.「優先順位を考えてしっかりと決め打ちすることが大事です!」

奥も手前もイヤがると距離のコントロールが難しくなるのはパットもアイアンも一緒。状況に合わせて優先順位を考え、「決め打ち」をすることを心がけよう。

北野正之
(きたの・まさゆき)
1966年5月18日生まれ。93年プロ入り。松原ゴルフガーデン(埼玉県草加市)やサザンヤードCC(茨城県水戸市)などで多くのアマチュアをレッスン。


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