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インナー1枚で飛距離5ヤード減!? 冬ゴルフは「足の甲」にカイロを乗せて足元から暖めろ!

スコア80台でラウンドするためのゴルフ学|メンタル&マネジメント VOL.26

2024/01/21 ゴルフサプリ編集部

靴下,カイロ

いいスコアを出すには技術も必要だが、服装も大切な要素だ。できるゴルファーたちは、ファッション性はもちろん、季節に応じた機能性もちゃんと考えている。服装に無頓着なゴルファーは思った以上にスコアロスを招きやすいから十分に心得ておこう。

ゴルフトゥデイ本誌586号/106〜107ページより

【マネジメント編】インナー1枚でキャリーは低下。 2、3枚着込むと10〜15落ちる計算を!

使い捨てカイロを足の甲に乗せると防寒効果バツグン

ようやく春。3月を迎えるとゴルファーの皆さんは、「待ちに待ったシーズンインだ!」と心が弾むことでしょう。でも春のはじめはまだまだ寒い日が多いですから、服装には十分に気を配ってください。最初のうちはポカポカ陽気でも、急に寒くなることがよくありますものね。

昨年12月に開催された全米女子オープン。渋野日向子選手が優勝争いの末、惜しくも4位に終わりましたが、テレビ観戦して感じたのは、「見ているこちらが寒くなるほど、ブルブル震えてプレーしているなぁ」ということ。そんな風に思った方も大勢いたのではないでしょうか。

インナーの服を1枚着込むとキャリーが5ヤード低下するといわれます。冬は2〜3枚着込むことが多いから10〜15ヤードは飛ばなくなる計算です。寒さで感覚が鈍りやすく、カラダの動きにも硬さが出ますが、インナーの量でカラダの稼働が制限されるのが飛ばなくなる一番の理由。そうなると距離感が合わない場面が増えて、マネジメント面でも苦労の連続です。

早春はまだ寒いからといって、厚着は避けましょう。使い捨てカイロを貼って袖なしのダウンを着るなど、インナーを減らしてカラダが動きやすいように工夫するのがいいと思います。私がオススメしたいのは、靴の中に使い捨てカイロを仕込むという対策。靴下を履いて足の甲の上に乗せるのですが、こうすると寒い日でも足の感覚が鈍りません。一度やってみてください。

寒さは足からくるというけれど、使い捨てカイロのお陰でカラダがポカポカ温まります。その分、厚着しなくて済みます。

気温が上がってきたらすぐにはがせますし、半袖のダウンなら着ていてもカラダの動きにそれほど影響しないので自由自在。寒さをあまり感じずに、クラブを気持ちよく振りやすい服装をしておけばキャリーの差が少ないです。距離感の判断ミスが減って、スコアロスを防げますよ。

足の甲に使い捨てカイロを貼っておくとカラダがポカポカ。一日の天気や気温が変わりやすい早春のゴルフに打ってつけだ。

デスクワークもたまに。ちょっと苦手です(汗)。

伊能恵子
(いのう・けいこ)
千葉県出身。男女ツアープロをサポートするプロキャディの第一人者。現在は主に片岡大育のキャディをつとめる一方、リンパセラピストとしても活躍中。

【メンタル編】「自分の打つ番になると他人の目が気になってしまいます」

「見られている」という思考を一度捨ててみよう

朝一番のスタートホールやパー3ホールで待ち時間があったときなど、同伴のプレーヤー以外の人たちが見ている場面では、どうしても他人の目が気になって仕方がない。過度の緊張でカラダがガチガチになり、OBやチョロなどのミスが出て意気消沈。そんなゴルファーが多いけれど、これを解決するのも自分の気持ち次第です。

大人数のカラオケを思い出してください。みんな会話に夢中で他人の唄なんてあまり聴いていませんよね。ゴルフも一緒です。朝イチのティショットで緊張しまくっても、他人はそんなことお構いナシです。逆に言えば、あなたは前の組の人たちのティショットをちゃんと見届けていますか? 誰かがOBやチョロを打ったところで興味を示さないでしょう。それなのに自分の打つ番になると、「他人に見られている」と思うのは自意識過剰です。

「朝イチから完璧なショットを打ってやろう」と気を奮い立たせるのはいいことですが、裏を返せば「でも失敗したら笑われるな」という心理も働いています。他人の失敗を見ても、「さぞかし恥ずかしいだろうな~」と思ってしまうわけです。

言い方を変えると、誰かにお願い事されたときに「面倒臭いな」と思う人は他人にお願い事ができません。「面倒臭い」と思われたくないからです。でも、「これをやっといて」と頼まれて、「いいよ~」と軽く言える人は他人にも気軽に頼めます。

要は自分の考え方を変えれば、自然と他人に対しての考え方や接し方も大きく変わるのです。

シングルゴルファーたちだってミスはしたくないけれど、「ミスが出てしまうのは、ゴルファーならみんな一緒。ミスしたって笑って済まされるさ」という風に考えているもの。

そう考えれば他人に対する思いが変わりますし、心にもゆとりが出て「人から見られている」というプレッシャーが薄れてくると思います。

A.「ミスは恥ずかしいことではないと気楽に考えましょう!」

プロやシングルゴルファーだってミスする。ゴルフにミスは付きものだから、「ミスは恥ずかしいことではない」と考えればメンタル面でラクになる。

北野正之
(きたの・まさゆき)
1966年5月18日生まれ。93年プロ入り。松原ゴルフガーデン(埼玉県草加市)やサザンヤードCC(茨城県水戸市)などで多くのアマチュアをレッスン。


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