体型より「腕の長さ」を見よ! プロのスイングを真似る前に知っておくべきこととは?
勝又優美は見た!「そのスイング改造、いる、いらない?」Case.51
これまで大勢のゴルフ大好きおじさんたちをレッスンした勝又優美コーチが見てきた「本当は必要のなかったスイング改造」と、その解決方法を紹介するシリーズ。ゴルフが好きだからこそ陥りがちな”スイングの落とし穴”。今回のテーマは“スイングのお手本”。おじさんに限らず自分と似た体型のプロを見本にスイングを作ってきた人は多いはず。でも、こっちが歳をとったら体型が似ていてもプロと同じようなスイングなんてできない。ならば何をお手本にすればいいのか?
体型よりも腕の長さが似たプロのスイングを真似するのがベター
アマチュアゴルファーが体型の似たプロゴルファーのスイングを真似するのはアリかナシか、と聞かれたらアリですが、同時に注意しなければいけない点もあります。それは「プロのスイングを完コピしない」ことです。
例えば背が低い人がフラットに振るプロのスイングを真似たり、逆に背が高くて手足が長い人がアップライトなスイングを真似てみるのはいいと思います。自分とは逆のスイングタイプを真似るのは難しいことなので、スイングの大枠を決めるのに適しているからです。なぜ完コピを避けるべきかというと、コーチ目線で見た場合にお手本となる側のプロのスイングにもよくないところがあったりするからです。当然ながらそれを真似てしまうのはよくありません。要は何を真似るかがポイントになるわけです。
その前提で一般的なお話をすると、腕が短い人には、どちらかというとフラットなスイングがフィットし、腕が長い人はどちらかというとアップライトなスイングが合います。例えばウェールズのイアン・ウーズナム選手は背が低く、すごくフラットなスイングでフックを打ちこなしてマスターズに勝ちました。背が低くて手足の短い人は彼のようなスイングイメージが役立つと思います。
逆に背が高くて手足が長ければニック・ファルドのようにアップライトなバックスイングがいいでしょう。サンプルのプロが古めですが、年配の方にはその方がピンときますよね。それもさることながら、いまの時代にレギュラーツアーで活躍中のプロはみんなバリバリのアスリートでスイングも洗練されているので真似しづらいということもあります。
こう見てくると体型よりは腕や足の長さを見た方がいいかもしれません。とりわけ腕が長いか短いかは、アドレスした時の手の位置でわかります。手の位置が高い人は、どちらかというと腕が短いタイプ、腕が長い人はハンドダウンに見えます。ただ、後者の場合、上体が屈み気味でハンドダウンしている人と混同しないように。スイング自体を見るのもいいですが、まずアドレスを観察して真似てみるといいでしょう。
腕の長さについては、男性なら吊るしのジャケットを買ったりスーツを仕立てる時などに寸法を測ってもらうといい。もちろん誰かに測ってもらってもいいですが、まず身長に対して腕が長いか短いかを知ること。個人差はあるものの、一般的には肩の高さで両手を広げた時の長さが身長と同じと言われていますから、その数値を基準にするといいと思います。
勝又優美
かつまた・ゆみ JLPGAティーチングプロA級。就職したホテルが所有するゴルフ場勤務となりゴルフをスタート。ゴルフを楽しむ人々にふれ、日本の大人たちを笑顔にしたいとティーチングプロの道に。2010年に認定ティーチングプロとなり13年には A級ライセンス取得。やさしくてきめ細やかな女性らしいレッスンで大人気。堀尾研仁氏主宰の「KEN HORIO GOLF ACADEMY」に所属。
切り返しから"右回り"でクラブを戻せば自然と間が生まれる! 軟らかいシャフトを活かすコツ
これまで大勢のゴルフ大好きおじさんたちをレッスンした勝又優美コーチが見てきた「本当は必要のなかったスイング改造」と、...
ボール位置を変えるだけでカンタンに打ち分けられる! アイアンの高い球、低い球の飛ばしテク
ドライバーだけでなくフェアウェイウッドやユーティリティ、アイアンもしっかり飛ばしたい! そんなシニア世代のゴルファー...
飛ばない人はトップで右手の甲が上を向いている!? 右手のカタチは「出前持ち」が正解
飛距離優先型のレッスンで人気の小池正次が、ゴルファーたちの会話に出てくるちょっとした疑問に回答し、飛距離アップをサポ...