キャディ付きゴルフの良さを思い返してみた。これってもはや贅沢?

知っていると得するルール&マナー

2024/08/21 ゴルフサプリ編集部 真鍋雅彦



セルフプレーが当たり前になった昨今。コースに行っても、キャディーさんの姿を見かけることが少なくなりました。しかし、その一方で、「キャディー付きじゃなきゃイヤだ!」というゴルファーがいるのも事実。果たしてキャディーさんって何をしてくれるんだっけ? 改めて考えてみました。

今ではすっかり影を潜めた感のあるキャディー付きゴルフ。ゴルフ歴の浅い人の中には、キャディー付きプレーの経験がないというゴルファーもいるのではないでしょうか。

まずはキャディーさんの仕事とそのメリットから。プロのトーナメントを見ても分かるように、キャディーは、ゴルファーをサポートするというのが主な仕事です。プロでは1人のプレーヤーに対して1人のキャディーさんが付いていますが、アマチュアの場合は1組に1人のキャディーさんが付きます。つまり4人1組のパーティーなら、1人のキャディーさんが4人のサポートをするわけです。

キャディーさんの仕事は多岐にわたりますが、ゴルファーにとってのメリットは下記の通りです。

【各ホールのレイアウトや攻め方を教えてくれる】
ホールに着いたら、まずそのホールのレイアウトを説明してくれます。打ち上げか、打ち下ろしか。ストレートか、それとも左右どちらかに曲がっているか。また、OBゾーンやペナルティーエリアがどこにあるかも教えてくれ、どこを狙っていけばいいかも教えてくれます。

【クラブを用意してくれる】
ショットごとに、そのゴルファーが使うであろうクラブをバッグから抜いて手渡してくれます。もちろん、打ちたいクラブを告げれば、それを用意してくれます。

【ボールの行方を追ってくれる。また、見つかりにくい所にいったボールを探してくれる】
アマチュアゴルファーの場合、ボールを見失うことがよくありますが、コースを熟知しているキャディーさんは、ボールを見失うことはほとんどありません。また、落下地点の予測にも長けていて、林の中や深いラフに入った場合も、比較的簡単に見つけてくれます。

【グリーン上でラインを教えてくれる】
アマチュアゴルファーにとって最もありがたいのが、ライン読みのサポート。キャディーさんによっては、「カップ2個分右」といったように、打ち出す方向まで教えてくれる人がいます。

【ルールやマナーを教えてくれる】
ペナルティーエリアに打ち込んだり、カート道にボールが止まったときの救済方法なども教えてくれます。また、マナーに関しても、必要に応じて助言してくれます。

そのほか、グリーン上でボールを拭いてくれたり、バンカーを馴らしてくれたり、目土を入れてくれたり、クラブが汚れたら洗ってくれたりと、至れり尽くせりのサポートをしてくれます。