ライン読みはグリーンに上がる前から始まっている。藤田寛之が教えるグリーンの読み方&打ち方
第1回 グリーン全体を読む
ツアーで指折りのパター巧者として知られる藤田寛之が、長年の経験で導き出した「グリーンの読み方と打ち方」を伝授。この連載で3パットの撲滅はもちろん、ワンランク上のゴルフを手に入れよう!
GOLF TODAY本誌 No.586/138〜141ページより
グリーン上で「ラインが読めない」「上りか下りかわからなくなることがある」という人は、グリーン全体のおおまかな傾斜をつかむことから始めましょう。
ポイントは、なるべく遠い位置から、視野を広くして、グリーン全体を見渡すことです。パー4の場合、私は2打目を打つ前にグリーンの傾斜をチェックしますが、100ヤード付近からでもOK。グリーンに近づきすぎると、全体を見渡せなくなるので注意してください。
そしてグリーンに向かって歩きながら、グリーンの「一番高い所」と「一番低い所」を探します。この二つの地点がわかれば、全体のおおまかな傾斜がつかめるからです。パットのラインを正確に読むには、グリーンに上がる前の作業がとても重要なんです。