細川和彦が涙のシニア初優勝!「すべてのゴルファーの健康長寿を願って」コスモヘルスカップシニア開催
2021年PGAシニアツアー第15戦「コスモヘルスカップシニアトーナメント2021」(主催/コスモヘルス株式会社、後援/千葉日報社)が11月5日、6日の両日、千葉市の平川カントリークラブにおいて、72名のシニアプロが参加して行われた。新型コロナ禍のため2年連続の無観客開催となったものの、爽やかな秋晴れに恵まれたコース上ではギャラリーがいないことを忘れさせるような熱戦が繰り広げられた。
取材・文/吉田宏昭 写真/圓岡紀夫
今年度のシニアツアーも本大会を含めて残すところ2試合となり、大会独特の和やかな雰囲気とシーズン終盤戦の緊張感が入り交じる中で開幕した「コスモヘルスカップシニアトーナメント2021」は、まさしく激闘という言葉がふさわしい最後の最後まで目の離せない大接戦となった。
大会初日、決して得意ではないというパッティングで1ラウンド26パットと神がかったようなプレーで頭一つ抜け出したのはシニアツアー2年目の小山内護(51)。この日は平川CCの高速グリーンにタッチが合い、ほとんどのホールでバーディかOKパーという危なげないプレーを披露。木に当たったショットがコースに戻って来るなど運も味方につけて7バーディ、ノーボギーの65をマーク。7アンダーの単独首位で初日を終え、シニアツアー初優勝と来季のシード権に大きく近づいた。
小山内と1打差の6アンダーで単独2位につけたのはシニア1年目の細川和彦(50)。最終日は同じ1974年生まれで日体大荏原高校の同級生同士が、ともに初優勝をかけて最終組で直接対決することになった。また、2打差の5アンダー単独3位には賞金ランキング3位から逆転で賞金王をねらうシニア8年目の田村尚之(57)、3打差の4位タイには優勝経験の豊富な鈴木亨(55)やプラヤド・マークセン(55)ら実力者がひしめき、誰が勝ってもおかしくない展開となった。