- TOP メニュー
- ツアー速報・関連情報
- プロV1、プロV1x、プロV1レフトダッシュ 永峰咲希が選んだボールは? 「勝負球」を決めるボールフィッティングに密着してきた!
プロV1、プロV1x、プロV1レフトダッシュ 永峰咲希が選んだボールは? 「勝負球」を決めるボールフィッティングに密着してきた!
永峰咲希が今シーズンからタイトリストとゴルフボール契約を結んだ。そこでプレーするうえで一番大事なギアであるボールをどのように決めたのか、フィッティング現場へ潜入取材してきた。
タイトリストが人気女子プロとボール契約! このニュースを聞きつけゴルフ場へ急行すると、そこには2025シーズンメルセデス・ランキング15位の永峰咲希の姿があった。
ドライバー、アイアン、ウェッジも大事なギアであるが、じつはゴルファーにとって一番大事なのはボール。プロでもボールの契約が変わって調子を崩す選手は少なくはない。今日は今シーズン使用するボールを決める最終テストだったのだ。
なぜ永峰はタイトリストのボールを選んだのか?
「世界で一番使われているボールというのはもちろん知っていましたし。いいボールであるというのも知っていました。だから契約がフリーになってまず打ってみたいと思ったのがきっかけです」(永峰)
タイトリストのボールフィッティングは「Green to Tee」メソッドと呼ばれる。ショートゲームはもっともスコアに影響を与える、だからアプローチからテストが始まる。ショートゲーム、ミドルアイアンと試打をし、最後にドライバーを打ってボールを決める。
ショートゲームを大事にしているという永峰。弾道計測器を用いたテスト以外に、自分で3ヤードくらいの短いアプローチをして、どれくらい止まってくれるかを確認する。
「去年、ショートゲームにすごい助けられた1年でしたので、そこはボール選びでも譲れない部分ですね。とくに打ち出しの高さをイメージどおりに打ちたい。テストしてみて本当にイメージどおりというかスピンもちゃんと入ってくれて、打ち出しも安定していましたね」(永峰)
ゴルフボールの性能は短いクラブで打ったときのほうが性能の差が顕著に出やすい。アプローチ時、打ち出しの理想値はだいたいロフトの半分だと、タイトリスト ボールフィッティングマネージャーの向井伸吾氏は言う。
「私が持っていたゴルフボールへのイメージは、どのメーカーも‟赤が硬くて、黒が軟らかい“という感じ。でもタイトリストのボールはその差が大きくない。打感はどのボールも軟らかめで、フィーリングがよく、差は大きく感じないのですがデータに差が合ったり、球質がちょっと違って飛び方も違ったり。実際にデータを見比べながら打てたので、なるほど! とよく違いがわかりました」(永峰)
アプローチでのテストを終えると次はアイアン。
「インパクトして顔を上げて、打ち出したボールを目で追いかけた瞬間に、視界の中にちゃんとボールがあって欲しい。そのまま目で追いながら、ゆっくり理想の弾道で飛んでいって欲しいです。今回のテストで普段は何気なくボールを追っていただけでしたが、一番高いところに到達するまでのスピードが自分の感覚と合うボールが好きなんだな、と気づかせてもらいました」(永峰)
フィッティングをしていく中で、もう一つ発見があった。
「試合では真っすぐ飛ばすだけじゃない。トラブルショットもあります。狙ったところに思った通りに飛んでくれるので、トラブルでも強い感じがしました。そして驚いたのが、止まり方。キャリーして、グリーンに着弾してピタッと止まってくれる。ランの距離が以前より半分くらいになったのです! 普段だったらグリーンオーバーするようなショットもグリーンに残ってくれるようになりました」(永峰)
このグリーンを狙ったショットのテストでボールというギアへの信頼度が、とてつもなく上がったと永峰はいう。
そしてテストはドライバーへ。飛距離性能だけを見るとより優れているモデルもあったが、自分が思い描いた弾道で、より狙ったところへ飛んでくれるモデルを使うことに永峰は決めた。
「今年は複数回優勝を目指したい」という永峰。
思い通りに止まって、運べて、理想の弾道で飛ぶ。
最高のギアを手に入れた彼女なら、きっと成し遂げてくれることだろう。