スリクソンX3はドライバー命のゴルファーの新兵器になるか?!
2022年プロドラコンツアー公式球のスリクソンX3をコースに持ち込み、ロマン派ゴルフ作家が検証する!
新しい『スリクソンX3』は、プロドラコンツアー公式球という宿命を背負った飛距離追求型のボールである。コースに持ち込んで、その謎を紐解き、レポートする。
撮影/篠原嗣典
ダンロップは、2022年4月8日に『スリクソンX3』を発売する。
コピーは、“「REBOUND FRAME(リバウンド フレーム)」構造でドライバーでの大きな飛びとソフトな打感を両立”である。
前モデルの『スリクソンX2』は、飛距離性能が優れているだけではなく、普通に使用してプレーして、ちゃんとスコアメイクも出来る総合力を持ったボールで、個人的に高評価をしていた。
そのボールよりも、新しい『スリクソンX3』は、飛距離性能も、使い勝手も向上させることに成功したという。
非常に興味深いのである。
テクノロジーとしては、『XXIO ボール』で、その機能性の高さを証明した「REBOUND FRAME」構造を『スリクソンX3』専用に飛び特化型にチューニングしている点に注目している。
コアは柔らかくして、ミッド層を硬めにして、カバーもやわらかいという三層構造は、素材の見直しなども行って、高打ち出しと低スピンを実現できたというのだ。
そして、カバー部分を前モデルよりも5%ソフト化したという。
ソフトな打感は、2022年のゴルフシーンでトレンドを通り越して、スタンダードになりつつある。
最後にもう一つ、アライメント機能を持たせたサイドマークも改良して、シンプルに縦ラインを追加して、より機能しやすくなったという点にも注目した。
『スリクソンX2』に続いて、『スリクソンX3』も、JPDA(日本プロドラコン協会)プロドラコンツアー公式球になった。
ドラコンプロが認めるボールという称号は強力なアピール力があるが、十字架を背負うようなプレッシャーもあるはずだ。メーカーの開発チームは、相当に頑張ったものと推測できる。
『スリクソンX3』への期待はますます膨らむ。
メーカーのリリースでも、「飛距離追求」という文字が目立つ。飛んで、ちゃんとスコアメイクも出来るボールならウェルカムである。
メーカーのご厚意で、特別に『スリクソンX3』をいち早く用意してもらえたので、ワクワクしながらコースに持ち込んで、試打ラウンドをスタートした。