「ゴルフは金がかかるが仕事で回収できる」という上司の言葉で始めたゴルフが人生を変えた
時間と金をかけずにシングルになったゴルフコーチ・山下セスのゴルフ上達論No.1
はじめまして。ゴルフコーチングアドバイザー&ゴルフライターの山下セスです。
ココだけの話、時間とお金があれば誰でもシングルになれます。では、なぜ時間とお金もない私が、シングルになれたのか?「早く、安く、上手くなるゴルフ」その秘密をこれから皆さんにお伝えしていきます。
バブルがはじけた1990年、30歳の時に会社の上司からの業務命令のようなカタチでゴルフを始めました。当時、旅行会社に勤務していた私は、スキューバダイビングに夢中で、世界の海を制覇する野望に燃えていた時期でした。会社の朝礼後に、上司に呼び出され「いつまでも海に潜ってないで営業活動の一環としてゴルフをするように…」
ゴルフなんてお金持ちのおじ・おば様のスポーツ、そんな余裕もお金もないし、ゴルフのテレビ中継も見たことない。そんな私は、急に言われても、と反論すると、「どんな習い事でも金はかかる、ゴルフは金がかかるが仕事で回収できる。一年以内に100を切ってコースに出られるように。一回だけ練習場には連れていくから」
仕事で回収できる?100切りってなに?業務命令?あの~、もしゴルフをしないとどうなるのですか?「勤務部署が変わるかも」きっぱり言われた。スキューバダイビングの夢はどうなる?そんなことより、海外添乗がぁぁぁ、海外転勤がぁぁぁ、遠のく…
納得できないその日の帰り、ゴルフの始め方とゴルフ雑誌を2冊、岡本綾子プロのベストゴルフビデオ全4巻を買って帰った。急な出費に涙が出た。
数日後の日曜日、一回だけ練習場に連れて行かれ、クラブは7番アイアンを一本レンタル、ゴルフグローブだけは買った。打席に置いてあった籠を持ってボールの買い方を教えてもらい、「打ってみろ」と言われ、野球スイングで打ったら当たった。2球目も当たったが左へ曲がった。
ゴルフ用語もまだチンプンカンプン、チーピンってなに?スライスって?「100yまっすぐ飛ぶようになったら報告するように」まさかの放置プレイ? 上司は、しばらくして「お先に…」と帰ってしまった。