ゴルファーにとって有利で〝プレーファスト〟な救済ルールについて考える

重箱の隅、つつかせていただきます|第30回

2023/01/27 ゴルフサプリ編集部



スイング、ゴルフギア、ルールなどなど…。ゴルフに関わるすべての事柄の“重箱の隅”をゴルフライター・戸川景が、独自の目線でつつかせていただくコラムです。

Text by Hikaru Togawa
Illustration by リサオ
GOLF TODAY本誌 No.608/106ページより

アベレージが大叩きしやすいホール、プレーの進行が滞りがちなコースでは必ずトラブルになるエリアが有るはず。そこをレッドペナルティーエリアに指定すべきなのだ。林やブッシュとかだけではなく、紛失球が頻発する、深いラフなども囲んでいい。

指定エリアは、あくまでもアベレージの目線で考える。打てる技術がある上級者は、そのまま打てばいいのだから…と考えると、「赤杭」を立てる位置にも一言つけ加えたくなる。

あまり〝危険地帯〟スレスレ、池の縁とかブッシュ際に立ててほしくない。ドロップする場所が池際の急斜面とか、横に出すしかない林の中のままとか。

せっかく1罰打を加算して救済を受けるのだから、せめてグリーン方向に打てる位置でドロップできるよう、設定すべきだと思う。

こう意見すると「コースの難易度が下がる」と言い出す不思議な人がいる。1打のミスが3打にも4打にも増えないと気が済まないらしいが、本当の上級者ならミスは最小限に抑える腕があるので、難易度は変わらないはず。

脱出技術が未熟なアベレージの大叩きを減らせれば、全体的なプレーの進行がスムーズになる。利点しかないはずだ。

とはいえ、むやみに「赤杭」をフェアウェイに近づけろ、というわけではない。あくまでも私の目安だが「アンプレヤブルで1パットボギーが狙えるボール位置」を考えるといいと思う。