キヤノン『PowerShot GOLF』静止画&動画が撮れるレーザー距離計ってすごくないですか?
キヤノンの『PowerShot GOLF』をロマン派ゴルフ作家が4ラウンドかけて検証する!
キヤノンは『PowerShot GOLF』を2024年7月26日に発売。『PowerShot GOLF』のコピーは、“ライバルを超えろ。もっと近づく、ゴルフ距離計”である。この最新の距離計測器をコースに持ち込んで、徹底的にレポートする。
写真/篠原嗣典
『PowerShot GOLF』はレーザーを使用した距離計で、キヤノンがゴルフ専用のアイテムを発売するのは初めてとなる。
とは言っても、『PowerShot』というブランドは、デジタルカメラでも使用されているので、耳馴染みもあり、高性能というイメージと信頼感を最初から得ているといえる。
『PowerShot GOLF』の第一の特徴は、約151gと軽量であること。そして、小型で軽量なボディーは、手の平サイズで、カメラで培った握りやすさなどの工夫もあること。
続いて、注目したのは、「EVF」(電子ビューファインダー)を採用していること。現在の距離計の多くは、望遠鏡のような構造で、電源がオフでもファインダーを覗けば景色を見ることができるが、『PowerShot GOLF』のファインダーは電源がオフなら真っ暗なのだ。
電源が入るとデジタルカメラと同じようにモニターが起動して、ピントが合った景色が見えるようになる。
「デジタルズーム機能」も搭載。手元のボタンを押すだけで、6倍と12倍で距離に応じて使い分けるものだが、かなり優秀な機能だ。
「スロープモード」を使用してない利用時は、レンズの横にあるランプが青く点滅するようになっている機能も良い。同伴者に禁止されているモードではないことを証明できるからだ。
最後に、電池ではなく充電式となっており、1回の充電で、通常の使用であれば20ラウンドぐらいは連続して使用できるという。
『PowerShot GOLF』は、満を持して市場投入される距離計のようである。キヤノンのお手並み拝見と意識しながら、テストラウンドがスタートした。
試打した日は、晴れで、気温は19℃〜28℃というコンディションだった。