飛ばせるスイングを身に付けたい!ならば全身を連動させる『関節』の役割に注目してみよう!
みんなの胸郭コンディショニング【第10回】
みやざわ整骨院院長・ツアーコーチ兼プロトレーナーの宮澤大助氏が提唱する「THPソリューション」。胸椎と骨盤のバランスを整えることでゴルフの上達を促す。今回は関節とスイングイメージについて。
GOLF TODAY本誌 No.629/80ページより
写真/相田克己 モデル/宮澤祐助プロ
体にある関節をイメージして使うことで、ショットの成否も変わってくるという。
「体の関節を見たときに安定させなければいけない関節、逆に動かしたい関節というものがあります。とくに関節や筋肉、直線的な運動に回転運動、いろんな動きが入ってくるゴルフにおいてはとくに重要となってきます」(宮澤氏)
関節にも動きを得手不得手としているものがあるという。
「体の関節をおおまかに上から見ていきます。頸椎、胸椎、腰椎、股関節、ヒザ関節、足首。こう分けて考えたとき、うえから、安定(頸椎)、動かしたい(胸椎)、安定(腰椎)、動かしたい(股関節)、安定(ヒザ関節)、動かしたい(足首)となるのです」(宮澤氏)
これがもし全部、「安定」、「安定」、「安定」ときたら、まったく飛ばないスイングになってしまうし、「動かしたい」、「動かしたい」、「動かしたい」だったら、バラバラのスイングになってしまうし、大事な連動もなくなってしまう。
「たとえば100ヤードとか、正確性が大事なショットは安定させる頸椎と腰椎を意識して。動かしていい胸椎を動かして振る。飛ばしたいというときは、やはり下半身ですかね。とくに一番下の足関節、足首から捻ってパワーをためていくイメージがいいと思いますね」(宮澤氏)