80ヤードの左足下がりのライからパーの選択肢を消さないためには?

先日、ゴルフ友達とこんな話になりました。ゴルフ友達から「前のミドルホールでセカンドショットをミスして、ピンまで80ヤード。花道は開けていたけど、左足下がりの傾斜がきつくて、ボールを上げにくいライだった。残り距離だけ考えて、AWのフルショットで狙ったら、大ダフリ。結局ダボだった。パーの選択肢を消さずにどう攻めれば良かったのかな?」と聞かれました。

私は「距離もそうだけど左足下がりがキツイ難しいライだったんだよね。フルショットでクリーンに打ってグリーンオンさせるのはハードルが高いよ。特に、セカンドでミスショットした後に、3打目もミスショットは避けたかったよね」と答えました。
ゴルフ友達から「シングルさんならどう狙う?」と聞かれました。私は「番手を上げてスリークオーターで、ピン狙いというよりも広い花道から転がしていくルートかな。グリーンオンできればパーパットが打てるし、乗らなくてもグリーン周りから寄せワンでボギー狙いかな」と答えました。

みなさんは、セカンドショットでミスをして、残り80ヤードの左足下がりのライからどう攻めますか?セカンドショットでミスしたから、取り返したいと無理にフルショットでピンを狙っていませんか?残り距離が中途半端なのもそうですが、左足下がりのキツイライからフルショットで打つのはアマチュアゴルファーにとってはハードルの高いシチュエーションです。パーの選択肢を消さずにどう攻めたらいいのか、この後説明させいていただきます。

80ヤードの左足下がりが難しい理由は?

残り80ヤードという距離だけを見ると、ウェッジで普通に打てそうに感じます。しかし左足下がりのライが加わった瞬間、この距離は一気に難しくなります。左足下がりでは体が目標方向に傾くため、インパクト時にロフトが立ちやすく、球は低く出やすくなります。その結果、普段と同じ番手で同じ振り幅でもキャリーが合わず、「思ったより飛ぶ」、「逆に当たりが薄くなる」といったズレが起きやすくなります。さらに80ヤードという中途半端な距離は、「短いから寄せたい」、「ウェッジで止めたい」という欲を生みやすく、無意識にフルスイングやすくい打ちを誘発します。左足下がりで上げにいく意識が入ると、トップやダフリなどのミスが連鎖しやすくなります。この状況では距離を正確に打つことよりも、再現性の高いショットを選ぶという発想に切り替えることが重要です。

パーの選択肢を消さないために、どう攻める?

このシチュエーションで最初に整理すべきなのは、成功の基準です。ここでの成功はピンに寄せることではなく、パーの可能性を残すことです。その視点で見ると、許容できるミスと絶対に避けるべきミスは明確に分かれます。許容できるのは、グリーン手前の花道やカラー、グリーン横のフェアウェイに外れるミスです。これらは次のアプローチで転がしや低い球が使え、寄せワンの確率も高くなります。一方で、最も避けたいのがグリーン奥へのオーバーです。左足下がりではロフトが立ってトップしやすく、奥に外すと下りのアプローチや速いパットが残り、一気にダボ以上につながります。次にNGなのが、ボールを上げようとしてザックリ、そしてフェースが開いて右にすっぽ抜けるミスです。「ショートはOK、オーバーはNG」、「オンしなくても次が簡単なら正解」という基準を持てるかどうかが、この80ヤードでスコアを守れるかどうかの分かれ目になります。

次は番手選択と攻略ルートです。番手選択は80ヤードを打てる番手ではなく、70ヤード前後を確実に運べる番手を基準に考えます。左足下がりではロフトが立ち、弾道は低く出てフェード気味になりやすくなります。基本は52度や54度で7~8割程度のスイングを選び、低めに出して花道を使うルートです。グリーン周りにハザードが少なければ、PWで花道から転がして乗せる選択肢も十分アリです。ここで重要なのがターゲット設定です。フェードを計算し、出球はグリーン左寄り、最終的な落とし所はグリーン中央〜やや手前というエリアで考えます。フェードが少なければグリーン左寄りから中央、多ければ右寄りに収まり、グリーンオンの確率を高めることができます。許容できるミスを先に決める意識が、グリーンオン率とパーの可能性を同時に高めてくれます。

それでは、引き続きアマチュアゴルファー目線で役立つ記事を投稿できればと思っていますので、次回の投稿を楽しみにお待ちください。

プロフィール

もう少しでシングル(ペンネーム)
東京都内在住の40代のサラリーマンゴルファー。2011年にゴルフを始め、現在のJGA/USGAハンディキャップは7.5。2020年にはヘッドスピードアップにチャレンジし、42.4m/sからスタートし、61.0m/sまでアップ。2020年からシングルプレーヤーになる過程を記録するために、ブログ「シングルプレーヤーへの道は遠い?」を運営。