原英莉花がシード権を放棄!? 退路を断って米下部ツアーに挑む

2025/01/16 ゴルフサプリ編集部



上位の選手が女子米ツアーに挑戦、そして人気選手の原までもアメリカへ……。(写真は2024年 資生堂レディス 撮影/相田克己)

日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)は15日、原英莉花が2025年シーズンの単年シードを放棄したことを発表した。今シーズンは米下部ツアーを主戦場として、来シーズンのLPGAツアー昇格を目指す強い決意の表れだといえる。

「放棄」の言葉がファンに対してはかなり強烈な印象を与えたのでしょうか。
JLPGAが15日夕方に「原がシード権放棄」のリリースを発表した後からネットでは多くの反響がありました。
中には「JLPGAと決別するのか?」と思った人もいるためかもしれませんが、決してそういう意味ではありません。
JLPGAでは、アメリカLPGAツアーと欧州ツアーのメンバーで、1年の大半を両ツアーに参戦しようとする選手は「国際ツアー登録」することを認めています。
これをすることで、シード選手の出場義務試合数が「開催試合数の60%」から「20%」に軽減され(単年シード選手の場合。複数年シード保持者は義務試合数なし)、前年度欠場試合への出場義務も免除となります。
JLPGAは同じ大会に2年連続で欠場すると罰金100万円です。海外を主戦場とするとこのケースも頻発するので、罰金が伴う義務を免除する、というものです。