【諸見里しのぶが解説】大混戦の「ダイキンオーキッド」最終日はこれがカギになる

沖縄出身、ラウンドリポーターを務めている諸見里しのぶに最終日の展開を教えてもらった。(写真/森伊知郎)
日本女子ツアー開幕戦「ダイキンオーキッド」3日目(8日)は初優勝をめざす菅楓華が通算5アンダーで初日からの首位を守った。1打差の2位はディフェンディングチャンピオンの岩井千怜。さらに2打差の3位に一昨年優勝の申ジエら3人がいる混戦。まさに“大戦国時代”のシーズン幕開けを象徴するような戦いを制するのは誰なのか。沖縄出身で今大会のテレビ中継のラウンドリポーターを務める諸見里しのぶに聞いてみた。
初日から首位を走り続けている菅は「同期がまだ誰も勝っていないので、最初に勝ちたい」という目標を達成すれば、2004年の宮里藍以来、大会史上2人目の10代での優勝となります。
2位の岩井千怜は5 、6番の連続バーディで勢いに乗ったかと思われましたが、7番パー5で1メートルのバーディチャンスからまさかの3パット。このシーンに象徴されるように微妙なラインに乗ることが多く、31パットとグリーンで苦戦しました。
3位の申ジエは、勝てば通算29勝で永久シードに大手。さらに今大会単独42位以上で生涯獲得賞金が不動裕理を抜いてトップに立つという記録がかかっています。
さらに3位タイには昨シーズン最終戦との連勝を狙う桑木志帆。2022年「アースモンダミン」以来の2勝目をめざす木村彩子が並んでいます。