「球が動いたことに気づかずに打ってしまった」―以前は2罰打、2026年からはどうなる?

ゴルフのルール&マナー

2026/02/04 ゴルフサプリ編集部 真鍋雅彦



R&AとUSGAが2026年1月1日から採用できる、いくつかの「ローカルルールひな形」を発表しました。今回はその中から、これまでもたびたび物議を醸してきた「打つ前に球が動いたけど、気づかずに打ってしまった」問題に関して付け加えられたローカルルールを紹介しましょう。

「打つ前に球が動いたけど、そのまま打ってしまった」問題は、しばしば物議を醸してきました。特に、トーナメントでは、各選手のボールがしっかり映し出されるため、球が動いていたにも関わらず、プレーヤーがそのまま打ってしまったりすると、視聴者からは「ルール違反じゃないのか!」という問い合わせが殺到することもありました。

しかし、非難の矢面に立たされたプレーヤーの中には、「本当に気づかなかったんだ」と訴える人も。とはいえ、どんなにプレーヤーが「信じてくれ!」と言っても、最終的にはプレーヤー側が騒ぎを静めるために渋々矛先を納めるケースが多かったようです。

そんな「プレーヤーが球を動かした球」問題に関して、ついにというか、ようやく「ローカルルールのひな形」が追加されました。

まずは、球が動いてしまった場合に関しての、これまでのルールをおさらいしておきましょう。

ルール上は、「プレーヤーの行動(あるいはそのプレーヤーのキャディーの行動)が、そのプレーヤーの球を動かす原因となった場合、そのプレーヤーはプレーする前にその球をリプレースしなければならない」となっています。

ルール通り、リプレースしてプレーを続けた場合は1罰打。しかし、リプレースせずに打つと、“誤所からのプレー”となって、2罰打が科せられます。

そしてこのルールは、プレーヤーが、自分がその球を動かす原因となったかどうか確信がない場合や、球が動いたかもしれないことに気づいていない場合でも適用されます。つまり、「自分が動かしたのではなくて球が勝手に動いた!」といっても、また、「球が動いたことに気が付かなかった」と主張しても、球が動いたという事実が認められれば、そのまま打つと2罰打を科せられるのです。