ゴルフお悩みレッスン「スライスが出だすと止まらない」を解決!
連載「われらアマチュアお助け隊」【第8回】
巷で人気の個性豊かなティーチングプロが、ワンポイントに絞ったレッスンで、アマチュア読者のお悩み解決に挑む!
GOLT TODAY本誌 No.561 130~133ページより
今回のお悩みは……。
今回のアマチュア
岡野基史さん
●年齢 35歳
●ゴルフ歴 2年
●平均スコア 95
●ベストスコア 89
●ラウンド数 月に8回
●スポーツ歴 バスケットボール
●球種 フェード系
スライスが出だすと、止まりません!
スイングのどこが悪いのか、自分ではわからずに困っています……。
今回の隊員
黒川 晃(レッド)
レッド:ワンポイントで修正します!おまかせください!!
主な原因は……。
岡野さんのテークバック
カカト重心になっているアドレスからスタートし、クラブがフラット気味に上がり、トップで右ワキが窮屈そうですね。
そもそもの原因はアドレスに。カカト重心でスタートすると、スイング軌道がフラットになり、右ワキに余裕がなくなってしまいます。
\主な原因はココ!!/
アドレスがカカト重心になっていて、テークバックでスイング軌道がフラットに。
その結果、右ヒジが体にくっついたトップとなり、球をカット気味に打ってしまうことが、スライスの原因になっていたんです!
ワンポイントレッスン:テークバックでは、右ワキをリラックスして右ヒジを体から離してターンしましょう。
トップで右ヒジが体に埋もれないように!
まずはカカト重心のアドレスから修正しましょう!
×:カカト重心のアドレスだと、上体が起きてフラット軌道に。
〇:股関節を折って前傾アドレスを作れば、上体が傾いたままで正しい軌道に。
股関節から前傾したこの上体の傾きが大切!
アドレスが適正だと、右ワキがリラックスしやすくなり、ダウンで右ヒジが締まる動きが可能に。
Before And After|ビフォー&アフター
Before:右ワキが窮屈だったトップが……。
After:ゆとりある大きなトップへと変身!
ミス撲滅大作戦!![今回のドリル]:右ヒジの空間確保テークバック
左手手首を甲側に曲げ、それを右ヒジの後ろに当てがうかたちで、右ヒジを90度に曲げてテークバックします。腕でトップまで行こうとしてしまうのではなく、あくまでも肩の回転で上げていくのが大切です。こうしてできた正しいトップを、何度もこれを行うことで体に染みつかせましょう。
もちろん、アドレスでカカト重心はNGですよ。
今回の隊員
黒川 晃(レッド)
レッドベターの秘蔵っ子ニュージーランド帰りの本格派
ニュージーランドに21年間在住、名門クリアーウォーターGCで専属ティーチングプロとして活動。帰国後デビッド・レッドベターの公認インストラクターに認定され、レッドベターゴルフアカデミー日本校でツアープロからアマチュアまで指導。
隊員紹介
勝又優美(ピンク)
美しいスイングが持ち味の教え上手な美女プロ
2013年にPGA A級ライセンスを取得。現在はKEN HORIO GOLF ACADEMYのティーチングプロとして、多くのアマチュアゴルファーを指導しており、女性らしいきめ細やかなレッスンには定評がある。また、新聞、ビジネス誌で連載ページを持つなど、各種メディアでも活躍。
上田栄民(ブルー)
6つのスクールを運営教えた生徒は1万人超!
「エイミンゴルフアカデミー」を主宰。多摩センター校や南町田校など、7つのスクールを運営。「曲げずに飛ばす」理論を伝授。プロの指導他、これまで1万人を超えるアマチュアゴルファーのためのスーパーコーチ。
協力/レッドベターゴルフアカデミー日本校(埼玉校)http://leadbetterjapan.com/
石坂ゴルフ倶楽部
イラスト/野村タケオ