PINGのアイアンフィッティングを受けてきた!【動画あり】
ゴルフってのは道具を使うスポーツですから、いかにその道具を上手く使うかというのがポイントになってきます。
しかしゴルフクラブにはいろいろな種類があり、その中から自分に合うクラブを選ぶというのは至難の業です。そういうときこそクラブフィッティングです。
最近でこそ色々なメーカーがフィッティングを行うようになりましたが、何十年も前からクラブフィッティングありきでクラブを販売しているメーカーがあるんです。それがPING(ピン)。
そんなPINGのフィッティングをゴルフバカイラストレーターの野村タケオが体験してきました!
撮影/野村タケオ
クラブフィッティングは定期的に
PING(ピン)といえば、最近は契約プロが絶好調で新製品の評価も高く、注目度もかなりアップしており、PINGのクラブを使っているアマチュアゴルファーも年々増えているように感じます。
僕自身十数年前にPINGのフィッティングを受けて、それからPINGのクラブのファンになり、今でも何本かは自分のバッグの中にPINGのクラブが入っています。
フィッティングも2度ほど受けているのですが、どんどん新しいクラブも発売されているし、フィッティングに使用する機器も新しくなっているので、また受けてみたいなと思ったわけです。
体型が変わることもあるし、スイングが変われば、合うクラブも変わってきたりするみたいだしね。フィッターさんも定期的にフィッティングはしたほうが良いって言ってましたよ。
まずはモデルを選びます
PINGには現在5種類のアイアンヘッドがあります。少し小ぶりで操作性の良いiシリーズが3種類。少しヘッドが大きめでミスヒットにも強くてやさしいGシリーズが2種類。
その中から自分が使ってみたかたったり、自分の求めるショットに合いそうなモデルのヘッドを何種類か選び、実際に打ってみて弾道や飛距離を見てヘッドを絞り込んでいきます。
最新の弾道測定器を使うので、打ち出し角や飛距離、曲がり方などが比べられるので、自分の求めるヘッドが選びやすいです。
ちなみに僕が初めてフィッティングした十数年前はこんな弾道測定器は無く、練習場で打った感じで選んでいました。便利な世の中になりましたね~。
ヘッドが決まれば、次はシャフトの長さを決めます。身長やアドレスによって適切なクラブの長さって変わってきますからね。
ドライバーの長さはけっこう気にしますが、アイアンの長さってあまり考えて事ないですよね~。これも実際に試打してみて、振りやすさやデータを元に決めていきます。
やっぱライ角は大事
ヘッドとクラブの長さが決まれば、次はライ角です。
地面の上のボールを直接打つアイアンはライ角が大事です。自分に合っていないライ角のアイアンだとボールが左右に散らばってしまいます。たとえばライ角がアップライトすぎるとボールは左に飛びやすくなるし、フラットすぎると右に飛びやすくなります。
PINGのアイアンフィッティングでは、まず身長や手首と地面との距離などから静的な適正ライ角を選び出し、それをもとに実際にボールを打ってみて、ソールと地面との当たり具合を見てピッタリなライ角を見つけ出します。フィッティングには1度刻みでライ角の違うヘッドが用意されています。
ライ角が決まれば次はシャフトの種類を重さを考慮しながら選んでいきます。振れる範囲で重めのシャフトを選んだほうがショットは安定するらしいです。
シャフトの種類がきまれば、次はフレックス。これも弾道測定器の数値を見ながら、振ってみた感触も含めて決めます。
PINGのフィッティングの特徴のひとつとして、弾道測定器などの数値が全てではなく、最終的にはプレーヤーの感性の部分も考慮して決めていくというところがあります。いくら数値が良くても、振り心地が悪くてはラウンドでいい結果が出ないこともありますからね。
本当に細かいところまでフィッティング
さて、これでフィッティングは終わりかと思ったら、実はまだあるんです。最後に選ぶのはグリップの太さ。手の大きさも人それぞれですから、やはり最適な太さを選ぶべきなんですね。
手首から一番長い指先までの長さと、一番長い指の長さを測り、そこから最適な太さのグリップを選びます。しかし最終的には実際に握ってみての感触や、自分の打ちたい球筋に合った太さを選びます。
グリップの太さが決まれば、やっとアイアンフィッティングが終了です。自分に合ったアイアンを決めるために、ここまで細かいフィッティングをするんですね。
実はここまでのフィッティングをしてもらっても料金は一切かからないんです。つまり無料ってこと。もちろん、買わなくても良い。
フィッティングが終わったら結果を書いたシートをもらえるので、アイアンを買いたい人はそのシートをPINGのクラブを扱っているショップに持っていけば、そのスペックでクラブを買うことが出来るわけです。
残念ながら買ってすぐにクラブを持って帰ることは出来ませんが、国内で組み立てをしているので、そこまで長く待つこと無くクラブは仕上がってきます。あとは自分にピッタリのクラブを持ってラウンドに行くだけ!
フィッティングしたクラブは安心感が違います
やっぱねフィッティングをしてクラブっていうのは、安心して使えるし、自身を持ってショットが出来ます。逆に言えばクラブの責任に出来ないってことですけどね(笑)。
でも、もしラウンドで使ってみて、ライ角がいまいち合ってないな~なんて思ったら、PINGに頼めばまたライ角調整してくれますから安心です。
PINGのフィッティングは基本的には新宿にあるPINGのフィッティングスタジオで受けることができるのですが、完全予約制となっています。
かなり人気ということでだいたい1ヶ月先くらいまでは予約が埋まっているような状態らしいですが、これは待ってでも受けたほうが良いんじゃないかと僕は思います。ぜひPINGのサイトから確認して行ってみてください。
東京近郊でない人は、PINGの公認フィッターさんがいるゴルフ量販店などで受けることも出来るようですので、それもPINGのサイトで確認してみてください。
今回のアイアンフィッティングの他にもドライバーフィッティング、パターフィッティングも受けてきたので、それはまた紹介しますね。
動画で僕がフィッティングしているところを撮影してきたので、ぜひ見てください!
(取材・文)ゴルフバカイラストレーター野村タケオ
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