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福田真未が解説!状況別フェアウェイウッド&ユーティリティの打ち方|【第6回】

連載「福田真未のFW&UTレスキュークラブLesson」【第6回】

2019/10/08 ゴルフサプリ編集部

今回も福田真未にフェアウェイウッド&ユーティリティの状況別レスキューを教えてもらおう! 本人曰く「私もよく曲がるから、トラブルならお任せ!」とのこと……。プロがそんなこと言ってもいいのか少々不安になるが、何と言っても福田はツアー2勝を誇る実力派!
優しい笑顔と核心を突くレッスンでみんなでトラブルショットマスターになろう!

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レスキューショットなら私にお任せ!

福田真未
ふくだ・まみ
(安川電機)
1992年6月15日生まれ(27歳)福岡県沖学園高等学校卒業後、 2011年のプロテストに一発合格。下積み時代を経て、2014年には初シードを獲得。そして2017年の「伊藤園レディス」でプロ初優勝、さらに2018年の「北海道meijiカップ」ではうれしいプロ2勝目を挙げている。

【今回の想定ショット】フェアウェイバンカーから距離の出るショットを打ちたい!

【ライ】
ライも良好でアゴも高くない、平坦なバンカー

【使用クラブ】
ユーティリティ

【目標】
パー5のセカンドショット、少しでも距離を稼いで、3打目勝負をできるようにする。

フェアウェイバンカーからユーティリティで飛ばすには・・・

ただただ上から打ち込むだけじゃ球は前に飛んでくれません!

右腕前腕を内旋しつつフェースを立てて上から打ち込む!

ロフトを立てるには、ダウンスイングでの右腕の回し方がポイント!

上半身から打ち込むインパクトだとダフってしまう!→上から打ち込むのに、上半身は使わない!

ダフってしまう原因は、ダウンスイングで右ヒジまでローテーションしてしまうから!

ダウンスイングの時に、ロフトを立てようと上半身(右肩)から打ち込んでしまうと、右ヒジも体の動きに合わせて回転してしまう。そうすると上からただ叩きつけるだけのインパクトになり、ダフリの可能性が高くなる。

上から打ち込むのを嫌がってしまうと、逆に下からすくうような腕の形になってしまう。

右ヒジを返さないだけで、インパクトでロフトは立つ!→右ヒジの向きを変えずにロフトを立てる!

ロフトを立てる動きは、ダウンスイングで右手の甲だけを回すこと!

ロフトを立てて球を飛ばしたいと思った時は、右手の甲だけを返しながらインパクトする。ポイントは右ワキを閉じながら、右ヒジには動きをつけないこと。右手の甲だけ返すことで、ロフトを立ててインパクトできる。

上から打ち込む=叩き込む。というのは間違い。正しくロフトを立てて飛ばしましょう。

右腕を絞るイメージが「ロフトを立てる」につながる

フェアウェイバンカーから、絶対にやってはいけないミスはダフること。飛距離は全く出ないし、最悪の場合バンカーの外にすら出ない可能性もあります。しかし、バンカーから飛ばしたい場合、砂をすくうのではなく、上からカツンっと打ち込みたくなりますよね。

そんな時にぜひ思い出して欲しいのが、打ち込む=上から叩き込む、ではないということです。私の場合は、ロフトを立ててインパクトできるように意識します。

まずはトップの形から、ダウンスイングにかけて上半身を使って振り下ろしてしまうと、ダフりやすく、叩き込むインパクトになってしまいます。私はトップから腕だけを下ろして、さらに右腕の前腕だけ内側に回転するようにしています。右腕全体を回してしまうと、右のワキが連動して開いてしまうからです。さらに、前腕だけを回すことによって、ロフトが立ちます。ロフトが立つという表現をしていますが、ヘッドが立つというよりも、シャフトが立つことを意識しています。

そうして、ロフトを立てると、ダフリにくく、飛ばせるフェアウェイバンカーが打てるようになります。試してみてくださいね。

平坦なフェアウェイバンカーからしっかり飛ばす、真未流3ヶ条

①右肩をトップの位置から動かさずに腕だけを下ろすイメージ!

アドレスの時より上半身が右にいるイメージがあります。インパクトでヘッドと肩が引っ張られる感じもあるほど、肩はトップの位置に残したままで一切使わない。肩を回してしまうことで、上から叩き込んでしまいます。

②ロフトを立てるのは、シャフトを立てるってこと!

勘違いしやすいのが、「ロフトを立てる」って動き。ただ、フェースをかぶせることではなくて、私の中ではシャフトを立てることが「ロフトを立てる」です。

③肩と違って腰はしっかり動かす。ただ、腰を引いてしまうのは絶対にNG!

ダウンスイングで回転するのは腰だけのイメージです。腰は左に動いていますが、肩は残しているイメージなので、自然なハンドファーストになるんですよ。腰が引けちゃってたら、肩を残していてもハンドレート、になってしまいます。

今回の私が1番伝えたいこと


叩き込むだけじゃフェアウェイバンカーから球は飛ばない!上から打ち込む=ロフトを立てる。を覚える!

撮影協力/浜野ゴルフクラブ

GOLF TODAY本誌 No.566 140~143ページより

[関連]フェアウェイウッド&ユーティリティの上手い打ち方をプロが解説!