指定練習日の午後、太平洋クラブ 御殿場コースのドライビングレンジで精力的に球を打つ池田勇太。その周りを7〜8人のツアーレップが、各々の商品を持って取り囲んでいる。そしてその中に、つい最近日本のゴルフファンを熱狂させた選手が使用しているものと、そっくりなコスメのシャフトを持った三菱ケミカルのレップを発見。さっそく話を聞かせてもらった。

「今週からプロモーションをスタートさせたばかりなんです。ですから、重量バリエーションなどの商品詳細は、明かせないんですよ。申し訳ない。でも、少しなら……」(三菱ケミカル/ツアーレップ)

ということで、ほんの少しだけだが、教えてもらえたことをお伝えしよう。

「どちらかとえいば“白マナ(Diamana D)”系の元調子のシャフトです。叩いても左にいかせないので、ハードヒッター向けですね。日本だと使う人は限られてくるかもしれません」(三菱ケミカル/ツアーレップ)

「Diamana D LIMITED」という名前がプリントされている以外は、タイガー・ウッズやブルックス・ケプカが使っている「Diamana D+PLUS Limited Edition」とコスメがそっくりである。その点については、「まあ、その日本仕様ということになりますかね」とのこと。シャフトの性能としては、タイガーやケプカが使用しているものとほとんど同じようだが、日本人ゴルファーに合わせてローカライズされたものが発売されるはず。このタイミングでツアープロモーションが始まったということは、2020年の春先には発売されそうな雰囲気だ。

そうこうするうちに、池田勇太がテストを開始した。どんなインプレッションを得られたのだろう。

「ヘッドが速く動きすぎる感じがしたので、もう少し粘りが欲しいということでした。それと、普段はシャフトを1インチカットして組んでいるので、このシャフトもカットしたものを組んで、改めて試したいと言ってもらえました」(三菱ケミカル/ツアーレップ)

まだ調整は必要そうだが、もしかしたら「ゴルフ日本シリーズJTカップ」あたりで使用しているかも?

この日は、池田勇太のほかにも藤田寛之、小鯛竜也などにもテストしてもらったという。新しいディアマナに興味があるという人は、今後の男子ツアーの試合中継を要チェックしておくべきだろう。もしかしたら、「Diamana D LIMITED」が挿さったドライバーの弾道を見られるかもしれない。

ジャズ・ジェーンワタナノンド(タイ・SPORTS WAVE)もテストしたが、いくつかの重量バリエーションを試したいと話していた。

タイガー・ウッズが「Diamana D+PLUS Limited Edition」を使い始めたのは、今年の夏から。ZOZO CHAMPIONSHIPでも使用している姿が見られた(写真)。ちなみに、夏前は同じ三菱ケミカルの「TENSEI CK Proオレンジ」を使用していた。


取材・文/角田柊二
写真/相田克己(タイガー・ウッズ)、角田柊二