ゴルフお悩みレッスン「短いアプローチが安定しません。突然トップが出たり、ダフったり……」
連載「われらアマチュアお助け隊」【第19回】
巷で人気の個性豊かなティーチングプロが、ワンポイントに絞ったレッスンで、アマチュア読者のお悩み解決に挑む!
上田栄民
『7つのスクールを運営。教えた生徒は1万人超!』
「エイミンゴゴルフアカデミー」を主宰。多摩センター校や南町田校など、7つのスクールを運営。「曲げずに飛ばす」理論を伝授。プロの指導他、これまで1万人を超えるアマチュアゴルファーのためのスーパーコーチ。「2019 PGAティーチングプロアワード」最優秀賞を受賞。
勝又優美
『美しいスイングが持ち味の教え上手な美女プロ』
2013年にPGA A級ライセンスを取得。現在はKEN HORIO GOLF ACADEMYのティーチングプロとして、多くのアマチュアゴルファーを指導しており、女性らしいきめ細やかなレッスンには定評がある。また、新聞、ビジネス誌で連載ページを持つなど、各種メディアでも活躍。
黒川 晃
『レッドベターの秘蔵っ子
ニュージーランド帰りの本格派』
ニュージーランドに21年間在住、名門クリアーウォーターGCで専属ティーチングプロとして活動。帰国後デビッド・レッドベターの公認インストラクターに認定され、レッドベターゴルフアカデミー日本校でツアープロからアマチュアまで指導。
今月のアマチュア|久光さんのお悩みは……。
短いアプローチが安定しません。突然トップが出たり、ダフったり。左へのヒッカケも出てしまいます。
グリーン近くへ運んでも、アプローチで崩れると、ショックが大きくて……
今月のお助け隊員|上田栄民
ダウンスイングでの右肩の突っ込みと、インパクト前のルックアップと左へのスエーが気になりますね。
『主な原因は』ココだ!!
ダウンスイングで右肩が突っ込み、
距離が近いのでルックアップしてしまい、
左へスエーすることで、クラブがアウトサイドから入り、フェースが立ってミスが続出していた!!
ダウンで右肩を前に出す動きはNG!
(写真 左) ここまではOK。テークバックではこの位置にある
(写真 右) 前へ出しすぎると、クラブが外から入ってフェースがかぶる!
ルックアップとスエーは厳禁!
距離が近いアプローチは、目線が上がりがちに。
これが左へのスエーも引き起こしてしまう。
(写真 左) × インパクトで球より左へズレている。
(写真 右) ○ インパクトで頭も上体も球を追い越さない。
ワンポイント・LESSON
Point!右足のツマ先でボールを踏んでアプローチしてみよう!!
右足カカトに重心が残り、左へのスエーがなくなる!
× 様々な問題は、右足のツマ先に重心が早めに移ってしまうことから始まっていた!
ボール1個あればすべて解決できますよ!
○ 右のツマ先でボールを踏むと……。
右肩が突っ込まず、体が左へ流れず、クラブが適正に下りてくる。
× 右のツマ先へ重心を移すと……
右肩が突っ込み、体は左へ流れ、クラブは外からかぶってしまう。
前傾角度を変えないことも重要!
○ アドレスと同じ角度で上げて、同じ角度で下ろすのが
ミスが出ないコツ!
× 重心を右カカトに残しても、上体を起こして、前傾角度を浅くしない!
ミス撲滅のための[お助けドリル]|クラブ胸当て水平回転
クラブを胸に抱えてスイングする。このときフィニッシュで左側のヘッドが下を指すと、スエーが起きている証拠。
ヘッドもシャフトも水平に回転するようにしてみよう。コツはダウンで右サイドを突っ込ませないこと。
トップもダフリも、ヒッカケもすべて消えて、スピンが効いた球で、キレイに上がるようになりました!
GOLF TODAY本誌 No.573 122〜125ページより