過去35年で世界No.1を1年以上キープできたのは7人!
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弱冠25歳で新しい世界ランクNo.1プレーヤーとなったジョン・ラーム。スペイン勢としては1980年代に世界No.1だったセベ・バレステロス以来の快挙でもある。過去の歴史を振り返っても、世界No.1になることの難しさがわかった。
前・世界ランクNo.1 ローリー・マキロイ
今年2月に世界ランク1位に返り咲いたマキロイは、通算在位期間が100週を超えた史上3人目の選手となった。
新・世界ランクNo.1 ジョン・ラーム
欧州ツアーでは昨年の年間王者になり、米国ツアーでは今年7月の「ザ・メモリアルトーナメント」で優勝して世界ランク1位になった。
歴代の世界ランク1位にまつわる意外なデータ
ガルシアでも2位が最高だった!
ゴルフ界に世界ランキングのシステムが誕生したのが1986年。今年で約35年になるが、過去に世界ランキング1位になったのはジョン・ラームを含めて24人しかいない。スペイン勢としては、神の子と言われ、マスターズ王者にもなったセルヒオ・ガルシアでも世界ランキングは2位が最高位だった。スペイン勢としてラームはセベ・バレステロス以来2人目となったが、同一国内で2人以上の世界ランク№1プレーヤーが出たのは5カ国しかない。
また、過去のデータを見ても世界ランク№1はキープすることが難しいことがわかる。35年の歴史の中でも、通算在位期間が1年以上(52週)あるのはわずかに7人のみ。最近では2018年に世界ランク1位になったジャスティン・トーマスは4週、ジャスティン・ローズが13週、あのケプカでも通算47週と1年に満たない在位期間だった。
25歳という若さで世界ランク1位になったジョン・ラームは、まだ4大メジャーでの優勝経験がないが、もし今年中に『全米プロ』や『マスターズ』でビッグタイトルを獲得すれば長期政権もありえるだろう。
日本男子ツアー
日本女子ツアー
米国男子ツアー
米国女子ツアー
※ランキングのデータは全て8月1日時点のものです。
Getty Images
GOLF TODAY本誌 No.579 128〜129ページより