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1万円以下で買える名器パターの探し方10年前のモデルでも性能は問題ない

中古クラブ売買の裏ワザ教えます!! Vol.05

2021/01/03 ゴルフサプリ編集部

中古クラブの世界で30年! 中古クラブに関する知識において、レジェンドと呼ばれる中山功一氏が中古クラブの得する扱い方を伝授します。

GOLF TODAY本誌 No.583/70ページより

中山功一
なかやま・こういち
かつてはフェスティバルゴルフでゼネラルマネジャーを務めるなど、中古クラブ業界に携わって約30年。ゴルフ雑誌での連載、中古ゴルフクラブ関連の著書も多数。テレビ東京系列「なんでも鑑定団」にも鑑定士として出演。

1万円以下で買える名器パターの探し方10年前のモデルでも性能は問題ない

突然ですが、皆さん、最近のパターについてどう思いますか? もちろん、性能としては進化していると思うのですが、「最近の人気パターはどれを使っても合わない」と悩んでいる人も多いのはないでしょうか?

特に90年代からゴルフをやっているベテランゴルファーは、最新パターが合わないと思います。その理由はヘッドの重さ、グリップの太さが90年代とは全然違うので、クラブとしての感覚が変わってしまったからです。基本的に今のパターヘッドは大型マレットが主流で、ヘッド重量は昔のブレード型より100グラム以上も重いです。さらに、グリップは太くなっているどころか、激太系がスタンダードになっていて、昔のシンプルな細いグリップが好きな人には相性の良いグリップが減ってきたと思います。

そんな人にオススメしたいのは、中古で90年代や2000年代のクラシックパターを探すことです。この年代のパターはヘッドも軽く、グリップも細いタイプが揃っています。また、ドライバーやアイアンであれば昔のモデルだと性能に問題がありますが、パターは10年前のモデルでもグリップ交換をすれば全く問題ありません。世界のトップ選手でも10年、15年前のパターを使い続けている人は意外と多いです。

個人的にはクラシックパターとしてはウィルソン時代の「TPA18」、キャメロンの「クラシック1」、ベティナルディの「MC‐3」、さらに2000年代だとオデッセイの「ホワイト・ホット 2‐Ball」は時代を超えて使える名器だと思っています。この中だと「クラシック1」以外は、中古なら1万円以下で買えます。ゴルフは「パット イズ マネー」と言われていますから、パターで1万円以下の名器を狙うのはコスパ最高のスコアアップ術です。

日本でも超ロングセラーを続けている『スーパーストローク』の大ヒット以降、極太グリップのシェアが大幅に伸びた。
大型マレットパターは慣性モーメントを高くするために、ヘッド後方部などにウェイトを配置することで、ヘッドが重くなった。

裏ワザ 〈パター編〉

●古いモデルは安く買ってからグリップ交換
●超人気ブランドは初代が名器揃い
●量産していないツアーモデルを狙う

中山功一セレクト

今月のオススメ中古No.1

〈オデッセイ ホワイト・ホット 2-Ball(初代)〉
2000年に誕生した初代『ホワイト・ホット』。2002年に発売された新形状の『2-Ball』は世界中で大ヒット。当時は宮里藍をはじめ、多くのトップ選手が愛用しており、今でもその形状を使っているプロは多い。中古価格も2002年発売のモデルは4000円前後とリーズナブル。


イラスト/庄司 猛


中古クラブ売買の裏ワザ教えます!!

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