【売れ筋NOW】人気4モデルで上位独占!『G410』が超ロングセラー
今、ホントに売れているゴルフギアはコレ!
『売れ筋NOW』では、最新の店頭売り上げデータを分析し、“今、最も旬なゴルフギア”を紹介していきます!
今、ホントに売れているゴルフギアはコレ! 人気4モデルで上位独占!『G410』が超ロングセラー
6月のフェアウェイウッド売り上げ
7月になっても、まだ新型コロナウイルスは収束の気配が見えないが、ゴルフ用品市場は回復基調にある。「YPSゴルフデータ」集計対象カテゴリー(ゴルフクラブ、ゴルフボール、シューズ、キャディバッグ、グローブ)の合計販売金額は前年同期比98・9%と「ほぼ前年並み」の数値に戻ったように思える。
フェアウェイウッド市場では『G410』がトップ。昨年春からの好調を維持している。2位は『SIMマックス』で3位以下はシェアが拮抗しているが、こうして見ると9位の『ツアーBJGR』以外は、『G410シリーズ』『SIMシリーズ』『ゼクシオシリーズ』『マーベリックシリーズ』の4モデルで占められている。ドライバーと同様の傾向となっているが「コロナ期(3月〜現在)」はこれまで以上に一部のモデルに売れ筋が偏る傾向が強い。想像の域を出ない話であるが「コロナ期でもゴルフ活動を継続しているゴルファー」と「コロナの影響を受けてゴルフを自粛したゴルファー」に大別され、それによってゴルフ用品の売れ筋傾向に変化が生じたのではないかと考えられる。
1位のメーカーに聞いてみました!人気の秘密は?
『G410』のFWは、契約プロからアマチュア初心者まで「ボールが拾いやすく、上がりやすい、ミスヒットに強く、ブレずに飛ばせる」とのお声をいただいております。また3つのヘッドタイプ、シャフト選択等ができ、多くのゴルファーにベストフィットな1本を選んでもらえるところも好評のポイントだと思います。
今後の展望は?
小売店からは給付金効果への期待
3月から5月にかけては大幅な前年比マイナスとなった全国のゴルフショップ。6月、7月はほぼ前年比に戻ってきており、給付金などによるゴルフクラブ購入の期待が高まっている。9月頃までにある程度コロナ禍が収束すれば、秋のゴルフシーズンを前にゴルフ市場の活性化も期待できるだろう。
㈱矢野経済研究所 スポーツ事業部 部長
三石茂樹
入社以来、スポーツ部門を担当し、ゴルフ市場を約15年も分析してきたゴルフ界では有名なアナリスト。
このランキングデータは、㈱矢野経済研究所の全国有力スポーツ用品取扱店の販売実績データ「YPSゴルフデータ」(マークダウン品等を除く)による、2020年6月1〜30日の数量ベースによるランキングです。
GOLF TODAY本誌 No.579 122ページより