プロ2戦目で優勝した19歳の笹生に続くのは? 今年は10代選手の優勝が急増か!?
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8月3週に開催された「NEC軽井沢72トーナメント」で優勝したのはプロ2戦目のルーキー笹生優花。19歳でのツアー初優勝は、以前ならもっと注目されていただろうが、最近は珍しくない。むしろ今年は10代での優勝者がさらに増えそうだ。
ジャンボ直伝の飛ばし屋
笹生優花
フィリピン出身で、東京育ちの笹生。アマチュア時代はフィリピン代表として活躍し、オーガスタナショナルGCで開催された『オーガスタ女子アマ』では安田祐香と並ぶ3位タイに。
宮里藍は14年振りの10代優勝だった
女子ツアーでの10代優勝と言えば、18歳で優勝した宮里藍が鮮烈な記憶に残っている。当時の宮里藍は高校3年生のアマチュアであり、10代での優勝は約14年振りだった。しかし、そのあとは勝みなみが15歳で優勝すると、畑岡奈紗が17歳で日本女子オープンに優勝。その後はほぼ毎年のように10代での優勝者が続いている。ちなみに昨年は稲見萌寧、古江彩佳と2人も10代優勝者が誕生したシーズンだった。
もちろん、これには昨年のプロテストから受験年齢が18歳以上から17歳以上と変更された影響がある。ただし、それ以上にかつてはプロデビューして3年、5年の経験をして優勝する選手が多かった。それが、黄金世代以降はデビューイヤーで優勝したり、大活躍する選手が珍しくない。今年はいわゆる2000年生まれのミレニアム世代がプロデビューし、安田祐香なども10代優勝の期待が高い。また『NEC軽井沢72』では最終日最終組でプレーした西郷真央が18歳で、後藤未有は19歳だった。9月以降の試合ではまだまだ10代旋風が続きそうだ。
今年10代での優勝が期待される選手
19歳 安田祐香
実力者が揃うミレニアム世代の中でも、アマチュア時代の実績で言えばナンバーワンの存在。プロ初戦が28位タイ、2戦目が予選落ちだったが、優勝する力は十分。
18歳 西郷真央
今年3月に高校を卒業したばかりの西郷はまだ18歳。「アース・モンダミン」でも5位、「NEC軽井沢72」でも5位タイと上位フィニッシュを続けている。
19歳 後藤未有
「NEC軽井沢72」では2日目に「66」のビッグスコアを出して、最終日をトップで迎えた。昨年のプロテストでは1打届かず、不合格となったが、QTで出場権を獲得。
18歳 六車日那乃
アマチュアで優勝が期待されているのが18歳の六車。昨年からツアー競技にも出場し、今年は『NEC軽井沢72』でも34位タイ。将来が期待される選手。
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GOLF TODAY本誌 No.580 128ページより