【売れ筋NOW】コードカオス旋風！ 4モデルがトップ10に

『売れ筋NOW』では、最新の店頭売り上げデータを分析し、“今、最も旬なゴルフギア”を紹介していきます！

今、ホントに売れているゴルフギアはコレ！ コードカオス旋風！ 4モデルがトップ10に

8月のゴルフシューズ売り上げ

8月のゴルフシューズ売れ筋ランキングではアディダスの『コードカオスボアロウ』がトップを独走。トップ10には計4モデルの『コードカオスシリーズ』がランクインしている。同シリーズの人気により、8月のゴルフシューズ市場におけるアディダスのシェア（マークダウン品を除いたプロパー販売品のみのシェア）は26・8%と2位以下を大きく引き離している。

小売店に対する取材では、デザインの他に高いグリップ力と安定性がゴルファーから高い評価を得ているとの声が挙がっている。それ以外のモデルを見るとフットジョイ、ニューバランス、キャロウェイなど海外ブランドのモデルがランクインしているが、国内ブランドではブリヂストンの『ゼロスパイクバイターライト』が2位に入り健闘している。同社は発売するゴルフシューズの全てをスパイクレスシューズに特化しているが、製品開発の全てをスパイクレスシューズに集中したことにより性能面でのアドバンテージを獲得。それがゴルフショップ及びユーザーに受け入れられたことがヒットの要因と考えられる。

1位のメーカーに聞いてみました！人気の秘密は？

老若男女、プレースタイルを問わず、幅広いゴルファー層に満足していただけるのが『コードカオス』の特徴です。驚異のグリップ力を誇るスパイクレスアウトソールと、抜群の安定感と快適性の防水マルチレイヤーのニットアッパー、さらには快適性を生み出すBOOSTクッションまで性能面も高評価を受けています。8月に発売された限定版の新カラー（写真）も人気です。

今後の展望は？

今回のスパイクレスブームは本物か!?

今回ベスト10にランクインしたモデルのうち、7モデルがスパイクレスシューズである。過去にも何度かスパイクレスシューズブームがあったが、長続きすることなく鋲付きシューズやソフトスパイクシューズに回帰してきた。しかしながら今回は、「一時的なブーム」では終わらない勢いがある。

㈱矢野経済研究所 スポーツ事業部 部長
三石茂樹
入社以来、スポーツ部門を担当し、ゴルフ市場を約15年も分析してきたゴルフ界では有名なアナリスト。

このランキングデータは、㈱矢野経済研究所の全国有力スポーツ用品取扱店の販売実績データ「YPSゴルフデータ」（マークダウン品等を除く）による、2020年8月1〜31日の数量ベースによるランキングです。

GOLF TODAY本誌 No.581 122ページより