3年間、優勝もプレーオフもないのは松山だけ! 未勝利でも世界ランク19位は、隠れた偉業!
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全米オープン最終日を4位タイで迎えながら、またメジャー優勝に届かなかった松山英樹。PGAツアーでも3シーズン以上優勝から遠ざかっているだけに、日本のファンは残念がっているだろう。しかし、逆に考えると3年以上優勝していない選手で世界ランク19位にいるのは偉業とも言えるのだ。
3年で5勝のデシャンボーより予選落ちが少ない!
世界ランキング20位圏内の移り変わりは早くて、厳しい。昨年11月の「ZOZOチャンピオンシップ」で優勝したタイガー・ウッズは22位に落ち、昨年の「全米オープン」を制したウッドランドも27位、「全英オープン」に勝ったシェーン・ローリーも30位に落ちている。
その中で、なぜ3シーズンも優勝していない松山英樹が19位にいるのか、実際にトップ20選手を調べると、ほとんどの選手が3年間にPGAツアーもしくは欧州ツアーで優勝している。トップ20位に入っている選手で3年間に一度も優勝していないのは松山英樹とトニー・フィナウだけだが、フィナウはプレーオフで敗れた2位が2年連続であって、そのポイントが大きかった。
松山英樹が世界ランキングで上位にいるのはPGAツアーでもトップクラスの安定感があるからだ。優勝していない3シーズンを見ても、予選落ちしたのは65試合中7試合だけ。2018年から2019年にかけては約1年間予選落ちゼロを続けていた。ちなみに全米オープン(21年)を制した世界ランク5位のデシャンボーは3年間に5勝しているが、64試合中9試合で予選落ちしている。
その安定感があるからこそ優勝していなくても、約30人しか出られない最終戦に7年連続で出場できているのだ。
約30人しか出場できない最終戦にも7年連続で出場
松山英樹
最後の優勝は17年シーズンの『WGCブリヂストン招待』。ちなみにプレーオフ最終戦に7年連続で出場しているのは松山を含めて5人しかいない。
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GOLF TODAY本誌 No.581 128〜129ページより