ゴルフお悩みレッスン「グリーン周りの アプローチでトップやザックリのミスが多発してしまいます」
連載「われらアマチュアお助け隊」【第27回】
巷で人気の個性豊かなティーチングプロが、ワンポイントに絞ったレッスンで、アマチュア読者のお悩み解決に挑む!
ゴルフトゥデイ本誌581号/130〜133ページより
今月のアマチュア|榊原さんのお悩みは…… 。
今月のアマチュア
神原和夫さん
年齢/56歳
ハンデ/3
スポーツ歴/サーフィン
球種/ドロー
ドライバー飛距離/260ヤード
好きなクラブ/パター
好きなプロ/チャン・キム
神原さんのお悩み「グリーン周りのアプローチで、トップしたりザックリしたり、ミスが多発してしまいます……」
今月のお助け隊員|志賀友香プロ
グリーン周りのミスが多発して悩む榊原さんのアプローチを見てみよう
榊原さんのスイング
「急激にヘッドを上げているテークバックが気になります。ミスを減らすヘッドの動きに修正していきましょうね!」(志賀友香プロ)
いきなり手首を使ってヘッドを上げようとしない!
写真 左)手首で上げると角度が急になる。
写真 右)腕全体で上げれば角度が緩やかに!
テークバック時のグリップエンドの向きを確認しましょう!!
写真 上)急角度に上げるとグリップエンドが体から外れる。
写真 下)緩やかに上げるとグリップエンドが胴体を指す!
『主な原因は』ココだ!!
テークバックで手首のコッキングを使い、急角度にヘッドを上げていたことで、ダウンでもやはり急角度にヘッドが下りてきてしまい、安定しないアプローチになっていたんです!
ワンポイント・LESSON
Point!
手首を親指側に曲げずに腕全体を使って緩やかにヘッドを上げてみましょう!
手首のイメージだけでミスが激減します!
写真 左)「橈屈」せずに……。 ※橈屈(とうくつ)=親指側に曲げること。
写真 右)「尺屈」する! ※尺屈(しゃっくつ)=小指側に曲げること。
左手にグローブを挟んでアプローチしてみよう!
写真 左)「橈屈」すると、グローブが落ちて……。トップやザックリのミスが出る!
写真 右)「尺屈」すれば、グローブが落ちず……。ナイスアプローチになる!
榊原さんのスイング【Before】
手首のコックで急激に上がっていたヘッドが……。
榊原さんのスイング【After】
腕全体で緩やかなテークバックに!
ミス撲滅のための[お助けドリル]|左腕一本一直線ドリル
左手だけでウェッジを握って球を打ってみる。手首は一切曲げることなく、左腕とシャフトを一直線にするイメージでテークバックし、それをフォローまで保って振る。手首を使わない再現性の高いアプローチが身につきます!
「手首のイメージだけでアプローチでのミスが減るなんて驚きました!グリーン周りが楽しくなりそうです!」(榊原さん)
志賀友香
『アメリカ仕込みの最新理論優しく簡単な指導が評判』
小学生からゴルフを始め、日大ゴルフ部を経てプロに。日本では数少ないアメリカLPGAのティーチング&クラブプロフェッショナル(T&CP)会員。2019年にはT&CPレベル2に合格した本格派。最新理論と科学を織り交ぜつつ、一人ひとりに合ったスイングとスタイルを提案する。
協力/エースゴルフクラブ赤坂